最新更新日:2024/09/26 | |
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校長室の窓 〜授業改善 1 〜6年生の国語の授業で,重松 清さんの「カレーライス」が教材の学習です。 授業の終わりに同じ作者の作品の中から,お気に入りの作品を推薦する文章を書くことを目標に学習を進めています。 私(校長)が授業をしていた頃を振り返ると,確かに教科書教材については大変な時間をかけ読み深めていました。しかし,そのことが実際の生活にはなかなか結びつかず,また教師が教えたいことを中心に授業が展開され,どうしても受け身な授業を繰り返していたことを恥ずかしながら思い出します。 現在本校において目指している授業では,授業の終わりに子どもたちがやってみたいと思える言語活動(ここでは重松 清さんの作品の推薦文章を書く)がはっきりとしており,その必然として教科書の教材で学ぶというスタイルをとっています。 教科書教材と並行して,重松 清さんの他の作品も読み進め,どの子どもも自分のお気に入りの重松 清 作品を見つけています。 また,教材を読んで興味を持つところも疑問に思うところも子どもによって様々あるため,全文シートで一目で分かるように掲示を工夫してみたり,自分の疑問を解決するために誰と交流すれば良いのかを分かるようにもしています。 その結果,子どもたちは本当に多くの参観者に囲まれた中でも,活発に話し合い,初めに設定した20分間という時間があっという間に過ぎると「まだ話し足りない」と5分間延長するほどの事態になりました。 授業には,京都女子大学教授の 水戸部修治先生 の他に,市内の小学校からの参観者が7名と京都女子大学の学生さんが10名,本校の教員も合わせると40名を超える参観者がありましたが,主体的に学ぶ子どもたちの姿は,自信に満ちたものでした。 |
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