最新更新日:2024/09/19 | |
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嵯峨子ども面
みなさんは嵯峨面を知っていますよね。毎年,校内図工展へ4年生が出品しているこの嵯峨子ども面。実は,こんな秘話があるのです。
もともと清凉寺の釈迦堂で行われる狂言の面を模して作られ,江戸時代以降,厄除けや魔除けとして寺社の門前で販売されていたそうです。ところが…戦争で焼けてしまい,完全に途絶えてしまいました。それを惜しんで復興されたのが先代の藤原孚石さんでした。そんな嵯峨面の存在を知った本校の教員が,今から20年ほど前に,「この伝統ある嵯峨面を何とか子どもたちに作らせることはできないか」と考え,孚石さんに相談し,教えていただいたたのが「嵯峨子ども面」の始まりなのだそうです。 それから幾年と月日は流れていきましたが,今年も子どもたちが作った嵯峨面が体育館を華やかに飾っています。今日は,なんと藤原孚石さんがご来校くださり,子どもたちの嵯峨子ども面を興味深げにご覧になっていました。歴史ある嵯峨小学校ですが,4年生が今まさに伝統を受け継ぎ,新たな歴史を刻んでいく途中にいるのだなと気付かされるとともに,それには地域の方々のあたたかいご厚意と力強い支えがあってこそなのだということを強く感じさせられました。みなさんもこのエピソードをふまえて,ぜひ嵯峨子ども面をご覧になってみてください。 |
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