『8月6日を迎えて』

　昨日は広島に原爆が投下されてから74年目の8月6日でした。改めてお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、今なおつらい思いをされている多くの方々に心からお見舞いを申し上げます。

　74年という年月とともに、当時の悲惨な状況を実経験として語っていただける方々が少なくなってきています。私たち大人は、決して風化させることなく語り継いでいく責任があろうかと思います。そしてこうした折に触れ、言葉にしていくことが大切であろうと信じます。
　
　一方で、同日には101回目の夏の甲子園がはじまりました。戦後を乗り越え、また近年の自然災害等での甚大な被害にも負けず、「野球ができる幸せ」（言い換えれば日常を普通に過ごすことのできる喜び）を彼らは享受しています。ありがたいことだと思います。彼ら若者が、未来に希望を持ち、自分の人生に誇りを持てるような世の中にしていくためにも、私たち大人の責任は重いと感じます。

　本校生徒の5年後、10年後の世の中はどうなっているのでしょうか？平和であって欲しいと思います。彼らが「なりたい自分になって欲しい」とも願います。8月6日を迎えて、そしてもうすぐ8月9日を迎えるにあたって、改めてそう思います。ご家庭でも、是非この日を話題にしてみていただけないでしょうか？よろしくお願いします。（よ）