最新更新日:2024/05/24 | |
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渉成レジデンスだより1
2015年度より京都市立芸術大学と下京渉成小学校が連携し,渉成小の空き教室を活用し,京都芸大の卒業生が制作活動を行なっています。この取り組みは,渉成レジデンスと呼ばれ,子どもたちにとって図画工作の時間とは少し違った「美術」に触れてもらえる場となっています。渉成レジデンスの様子についてこちらでご紹介していきたいと思います。
現在,杉本昌之・東根美沙紀が3年生の隣の空き教室を制作室として利用しています。2人とも油絵に取り組んでいます。 絵を描いていてふと後ろを向くと,廊下の窓から子どもたちが覗いていることがよくあります。初めて見る画材や,作品の進行状況に子どもたちは興味津々といった感じです。「どうしてこの色を塗ったの?」「こっちの絵の方がかっこいい」等々,子どもたちから質問やアドバイスをもらうこともあります。 子どもたちは作品について考えるきっかけを沢山くれます。僕がある時,青い絵を描いていると,ふと覗きに来ていたお子さんに「海の絵を描いているの?」と言われたことがありました。描いているのは人の顔でしたが,海のイメージが重なるのがおもしろいと感じ,そのことがきっかけとなり,海をテーマに展覧会をしたことがあります。そんな風に,子どもたちとの関わりを日々楽しんでいます。 |
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