京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/31
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『“てっぺん”獲りに行こうや!』〜Catch the top !〜

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「2学期が終わります」
 長い2学期が今日で終了します。生徒,教職員のみなさん,本当にお疲れさまでした。本校でも一人の生徒が新型コロナウイルスに感染してしまいました。コロナの危機が身近に迫っていることを痛感しています。また,現在も学校に来れていない人たちのことを思うと心苦しい限りです。こう書くと,感染した人が悪いようですが決してそうではありません。今の状況をみると,誰にでも感染のリスクがありその人に全く責任がないということは当然です。現在,その生徒は自宅で療養していますが,幸いひどい症状は出ていないということです。3学期になれば登校してきますが,その生徒が普通に学校生活を送れるよう,全校生徒や保護者の皆様方のご理解とご協力をお願いします。
 さて,この件に関して2つのことを書き留めておきたいと思います。
 一つめは,感染した人に対する誹謗や中傷の声が私のところまで一切届いてこないことです。このことから,二条中学校の生徒と保護者・地域の皆さまの人権意識の高さと仲間や地域の子どもを大切に思う気持ち,人間としての気高さを感じています。
 もう一つは,臨時休校を行った翌朝のことです。当日,私は校門に立つ際,色々なことを考えました。『「校長先生,感染したのは一体誰なんですか?」と訊かれるかもしれないな』と思いましたし,『迷惑そうな雰囲気で登校してくる生徒が居るかもしれないな』とも思いました。そのような中,先ず驚いたのは,保護者の方がお一人,私よりも先に校門に立って「おはよう!」の声を掛けて登校してくる生徒を迎えておられた姿です。「学校が大変だろうと思い,少しでも励ませたらと思って来ました。」その方はそう話されました。「ありがとうございます!」一言お礼を述べるのが精一杯でしたが,心の底から湧き上がってくる喜びと感動でそれ以上言葉が出なかったというのが事実です。また,登校してくる生徒たちは,普段と全く変わらない様子でした。私の「おはよう!」の声かけに,いつもの通り「おはようございます!」と笑顔で返してくれました。中には,私が声を掛ける前に大きな元気な声で「おはようございます!」と挨拶をしてくれる生徒たちもいました。「君たちの普段と変わらない様子がメッチャ嬉しいわ!」何度かそんな言葉を発したほどです。生徒たちが何も感じていないはずがありません。色々なことを思ったうえで普通に振舞うのがよいと判断しての行動だと理解しています。そのお陰で多くの者の気持ちが楽になりました。
 まだまだ感染の心配がなくなった訳ではありません。特に,3年生はこれから入試本番に向けて頑張らなければならない時期を迎えます。みなさん,これまで以上に感染防止対策をしっかりと行っていきましょう。
 2学期は本当に忙しかったですね。明日から11日間の冬休みに入ります。長くはありませんがまとまったお休みです。是非とも普段できないことに取り組んでください。新しい年,十分にエネルギーを補給した皆さんに会えるのを楽しみにしています。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「自慢の生徒と教職員」
 本日はお忙しい中ありがとうございました。澤田先生の元気なお姿,生徒さんのいきいきとした発表を見れて,元気をもらって帰りました。澤田先生が今年が最後なんて信じられません!二条中には70周年の時にも行かせていただきましたが,今日も前回同様,ホントあったかい雰囲気が,どの先生方からも,生徒さんからも伝わってきました。なんか「アウェイ」な感じがしませんでした。春日丘の先生もおっしゃってましたね。
 普段,通ってない者がそう感じるってことは,生徒さんにとっても居心地がいいって事じゃないかな,と思いました。澤田先生が「二条中の先生方は,僕が作った設計図にこたえてくれる」と仰っていたのが,なるほど!と思いました。二条中の先生方が,またいろんな学校でリーダーとなって活躍されるんだろうなぁ,と思いました。(発表されてた女性の先生とか。。)楽しみですね!
 みんなの前で自分の意見を発表でき,それを聞ける,受け入れられる二条中の生徒さんはステキですね。こういった心に基盤のある生徒さんは,高校や大学へ行っても,社会に出てからも,きっとそれぞれに自分の良さを発揮し,活躍をされる事と思います。楽しみですね!長々と失礼しました。 
                           では,また!!
 「学習発表会&研究報告会」の翌朝に届いたメール文をそのまま掲載しました。この人とは,教育委員会に勤務していた頃に一緒でした。当時はまだ若い係員でしたが今は女性の係長さんになっておられます。私が観てほしいところ,感じてほしいところに気づいてくれていて,本当に嬉しいです。
 手前味噌ですが,このような感想をもってくださった方は少なくないのではないかと思っています。多くの学校の研究発表会では,これほど生徒が活躍する姿を見ることはできません。ましてや,研究報告を受けて生徒が感想や意見を述べるなんてほとんどないことです。そんな生徒を誇りに思いますし,生徒をそのように育ててくれている教職員を頼もしくも感じます。当日,会場で生徒の活躍する様子を嬉しく観ましたが,同時にそれを優しく嬉しそうに見守る教職員の姿を何とも言えない幸福な気持ちで観ていました。
 研究発表会は学校の総合力が問われます。生徒と一緒に何か(例えば二条中人権宣言)を作り上げる者や来校者の前で話をする者が目立ちはしますが,メカニックの面で活躍する者,会場図や教員配置を考え整備をする者,本校でいえば難聴学級の生徒に対する情報保障に関わる者など,全部が上手く機能しなければ成功はしません。だからこそ,研究発表会で学校組織づくりができるのです。二条中学校の研究発表会は校長として自慢できるくらい質の高いものだと自負しています。また,それを支えてくれている教職員と彼らを信頼して指導に従っている生徒たちは私の自慢です。

『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「発表会の意味」
 今週末に「研究授業」そして,来週には「学習発表会」と「研究報告会」を控え,昼休みと放課後の学校が忙しく動いています。直接生徒に関わる教職員には大変忙しい思いをさせて申し訳ない気持ちでいる一方,生徒から少し離れたところにいる自分を寂しく感じてもいるところです。
 先日,午後10時になろうとしている職員室で若い教師が二人で報告集の内容について協議していました。そういえば,研究活動に一生懸命だった頃,こういう時間帯に議論し合ったことが楽しかったのを思い出します。
 さて,「研究授業」についてです。「普段通りの授業をすればよい」と聞くことがありますが,私はこの考え方には反対です。研究授業なのですから,この時にしか取り組めないようなことに挑戦すべきです。そして,参観者に何らかの提案をしたり,参考にしてもらったりできる授業でなければなりません。明日の4本の研究授業が参観者を唸らせる内容になっていることを願っています。
 「学習発表会」についてですが,これは重大な取組であると考えています。というのも,多くの学校の総合的な学習の時間は,調べ,まとめたところで終わってしまっている現状があるからです。自分(たち)まとめた内容を発表(表現)する場が是非とも必要です。対象は同学年の生徒は勿論のこと,保護者や地域の皆様,そして後輩であることが望ましいと考えます。発表を聞いた人から評価を得ることが生徒を成長させます。「素晴らしい!」「すごいね」「よくここまでやったね!」などと言ってもらえたら,生徒の自尊感情が一気に高まるのです。本校の発表会の場合には,他府県からの来校者や外国人の先生から評価をもらうことも多いですが,これがまた生徒の自尊感情を上げ成長を促進します。
 本校の「研究報告会」はその場に生徒が居ることに一番の特徴があります。生徒の課題とそれを克服するための取組,取組の過程を教職員と生徒とが共有することを目的として実践しています。学校の研究に対して「生徒を実験に使うな!」と批判する教師や保護者がかつては居ました。課題と取組とを共有することでこの批判は受けなくなりますし,何よりも,教職員だけでなく,生徒も一緒に目的をもって教育活動に取り組めることは非常に大きな利点です。
 学習発表会に向けて生徒たちが作成したCM動画の中で生徒が「学習発表会がない中学校生活は面白くない」と言っていましたが,自分たちの現状を知り,進むべき未来を見据えるという意味からもそう感じているのだと思います。
 生徒と共につくり上げてきた学習を生徒の更なる成長のために発表する場面,それが学習発表会であり本校の研究報告会です。準備は大変忙しいですが,それだけの価値がある取組だと思っています。教育関係者の皆様,保護者・地域の皆様,今年も二条中学校の学習発表会と研究報告会を楽しみにお越しください。

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