最新更新日:2024/09/17 | |
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the Top〜
「祈りの意味」
今年もツバメが飛び回る季節がやってきました。毎年玄関に巣を作られる家の方は困っておられるのではないかと思いますが、ツバメは益鳥ということで許されているのでしょう。もうすぐ可愛らしい雛が見られるのも楽しみです。 さて、毎朝校門前で本校のシンボルとなっている“カナリーヤシ”に手を合わされている方を見ます。朝の散歩中のその方の日課となっているのでしょうが、樹に手を合わされているのを初めて見たときは驚きました。何を願っておられるのでしょうか。訊いてはおりませんが、“カナリーヤシ”がその方にとって特別で大切な存在であることに違いはありません。 本校のカナリーヤシは、23年前、平安建都1200年記念事業の際に京都市立学校・幼稚園名木百選に選定されました。以下は、立札からの抜粋です。 ○樹木名:カナリーヤシ(ヤシ科) ○樹齢:約50年 ○高さ:8m 幹まわり:170cm(もっと大きくなっていると思われます) ○由緒:旧二条高等女学校時代のシュロにかわって、昭和35年頃、本校教員によって旧本館正面に植樹されたもので、以来、二条中学校のシンボルとして親しまれている。 これまで二条中学校の歴史を見守ってきたこの樹も、どうやら体力が衰えてきたようです。現在は幹の太さの割に上の方が大きくなり過ぎ、樹の老朽化もあって周りを支えないと危ない状態になっています。それでも堂々とシンボルとしての威風を感じさせてくれています。地域の方が手を合わされているのを見て、自分と同年齢のこの樹に親しみと同時に強い畏敬の念をもつようになりました。 毎朝、愛犬檸檬を連れて散歩に出ますが、その経路にあるお地蔵さんと神さんに手を合わせます。習慣になっているので、檸檬もその間はおとなしく座って待ちます。 先ず家族の健康と安全を祈願し、次に一日の学校生活が楽しく平穏に過ごせるよう祈ります。私は特定の宗教を信仰している訳ではありませんが、神様や仏様に手を合わせることは好きです。その時に自分の考えや行動の決意を確認しているのだと思っています。「健康でありますように!」は「健康に気を付けます」であり、「今日も平穏な学校生活が送れますように!」は「生徒や教職員、保護者や地域の方の行動に注意を払って温かみのある適切な対応を心がけます」と自分に言い聞かせているのです。 明日からの「春テスト」が終われば、来週には九州方面へ修学旅行に出ます。 当日の朝は「全員が無事に、大いに楽しんで帰ってこられますように!」と祈ることになると思いますが、「全員の安全に注意を払い、教職員と協力して生徒一人ひとりが楽しめる修学旅行にします」という決意を確認することになるでしょう。 あの子たちと行く修学旅行が今から楽しみでなりません。 |
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