京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/01
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『“てっぺん”獲りに行こうや!』〜Catch the top !〜

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「成長を喜び,企画に大感謝!」
 令和2年度も修了式を終えました。修了式では,毎年,今年度1年間を振り返ると共に,生徒たちへ向けて来年度への期待を述べます。
 今年度は,新型コロナウイルスに振り回された1年であったと話を始めました。しかし,そのことがあって,二条中の教職員は「工夫する力」をつけることができたということも伝えました。これは卒業証書授与式の式辞の中で述べたことですが,目の前に2年生が居ることもあって,具体例として「もしも私が会社をつくるなら…」の取組が生まれた経緯を紹介しました。あの取組は,コロナ禍で「生き方探究チャレンジ体験」が出来なくなったために,『その時間をどう使おうか』という悩みを出発点として,教職員が工夫して創り出したのです。2年生は,自分たちの取組が例に出されたこともあって,深い納得をもって聴いてくれていたように感じました。あのときの彼らの頷き,表情,目の輝きが今も甦ります。
 生徒の前でも述べましたが,私は「工夫する」という言葉が大好きです。これが自分を高め,環境を変え,集団を成長させるからです。別の言い方をすれば,「工夫」のないところに「発展」や「改良」はあり得ません。
話の後は,今回も沢山の生徒が感想や決意を述べに前に出て来てくれました。既に二条中学校では当たり前の光景ですが,初めてこの様子を見られた中学校関係者はとっても驚かれるに違いありません。しかも,ドンドンその内容が深くなっていっています。上に書いた「工夫」のについて自分の言葉で語った生徒もいましたし,学年の生徒全体に対して“もっと良い学年”に成ろうと,力強く呼びかける生徒もいました。生徒の発言と共に,ドンドン講堂の空気が温まっていくのを感じました。
 例年ならここで終わりです。ところが今年度はこの先がありました。
 今年度最後のこの全校集会の場で,生徒と教職員が私の退職を祝ってくれたのでした。サプライズ企画ですが,まっこと驚かされました。いつの間に準備をしてくれたのか,先日卒業した生徒たちまで学年全体で登場していました。講堂で,卒業式の練習をしたあとでしょうね。背景がそうでした。卒業生や保護者の方の出演もありましたし,卒業生からの手紙やメッセージも紹介されていました。本当に壮大な企画です。修学旅行で何度も歌った「宇宙戦艦ヤマト」がBGMとして使われていました。大人同士でカラオケに行った際に全員で歌ってきた「サライ」も流れました。BGMと映像とで胸がいっぱいになり,恥ずかしながら頬を涙が伝いました。極めつけは2人の息子と妻までが動画の中に登場したことです。これには本当にビックリさせられました。ここまでやってくれた生徒と教職員,卒業生や保護者,そして家族に心から感謝します。「最高や!」何度もそう言いましたが,長いこと教師を続けてきて本当によかったと今もそう思っています。今はもう,離任式は要らない位の気持ちでいます。

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