京都市立学校・幼稚園
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「発表会の意味」
 今週末に「研究授業」そして,来週には「学習発表会」と「研究報告会」を控え,昼休みと放課後の学校が忙しく動いています。直接生徒に関わる教職員には大変忙しい思いをさせて申し訳ない気持ちでいる一方,生徒から少し離れたところにいる自分を寂しく感じてもいるところです。
 先日,午後10時になろうとしている職員室で若い教師が二人で報告集の内容について協議していました。そういえば,研究活動に一生懸命だった頃,こういう時間帯に議論し合ったことが楽しかったのを思い出します。
 さて,「研究授業」についてです。「普段通りの授業をすればよい」と聞くことがありますが,私はこの考え方には反対です。研究授業なのですから,この時にしか取り組めないようなことに挑戦すべきです。そして,参観者に何らかの提案をしたり,参考にしてもらったりできる授業でなければなりません。明日の4本の研究授業が参観者を唸らせる内容になっていることを願っています。
 「学習発表会」についてですが,これは重大な取組であると考えています。というのも,多くの学校の総合的な学習の時間は,調べ,まとめたところで終わってしまっている現状があるからです。自分(たち)まとめた内容を発表(表現)する場が是非とも必要です。対象は同学年の生徒は勿論のこと,保護者や地域の皆様,そして後輩であることが望ましいと考えます。発表を聞いた人から評価を得ることが生徒を成長させます。「素晴らしい!」「すごいね」「よくここまでやったね!」などと言ってもらえたら,生徒の自尊感情が一気に高まるのです。本校の発表会の場合には,他府県からの来校者や外国人の先生から評価をもらうことも多いですが,これがまた生徒の自尊感情を上げ成長を促進します。
 本校の「研究報告会」はその場に生徒が居ることに一番の特徴があります。生徒の課題とそれを克服するための取組,取組の過程を教職員と生徒とが共有することを目的として実践しています。学校の研究に対して「生徒を実験に使うな!」と批判する教師や保護者がかつては居ました。課題と取組とを共有することでこの批判は受けなくなりますし,何よりも,教職員だけでなく,生徒も一緒に目的をもって教育活動に取り組めることは非常に大きな利点です。
 学習発表会に向けて生徒たちが作成したCM動画の中で生徒が「学習発表会がない中学校生活は面白くない」と言っていましたが,自分たちの現状を知り,進むべき未来を見据えるという意味からもそう感じているのだと思います。
 生徒と共につくり上げてきた学習を生徒の更なる成長のために発表する場面,それが学習発表会であり本校の研究報告会です。準備は大変忙しいですが,それだけの価値がある取組だと思っています。教育関係者の皆様,保護者・地域の皆様,今年も二条中学校の学習発表会と研究報告会を楽しみにお越しください。

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