京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/24
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「行事で感動する心を育てる」
 今年度も半分が終わりました。とは言え,4月5月が新型コロナウイルスのために休校となり8月の3週間が夏休みだったので,実質的には約3か月しか本格的な教育活動を行っていないことになります。しかし,実のところ本当に忙しい上半期でした。
 9月29・30日に行われた文化祭,そして昨日の10月1日に行われた体育大会は,最後の最後まで実施できるかどうか心配しましたが,こ3日間は実に楽しく盛大に行うことができました。最終的に保護者の方には参観をご辛抱いただきましたが,これも成功裏に終えることができた要因の一つであると学校の取り決めに従って頂いたことに感謝しています。
 さて,学校には行事がつきものです。入学式や卒業式などの儀式的行事の他,修学旅行などのように学校が主体的に計画し実施する行事と生徒会が主催する行事もあります。文化祭や体育大会はその中間にあたるといえます。大筋は学校が決めますが,企画や特に運営に生徒が多く参画します。
 これらの行事に求める一番大きなものは「感動する心」です。入学式や卒業式に感じる感動と修学旅行や文化祭,体育大会などで感じるそれにはそれぞれ違いがありますが「感動する心」を育てることは学校教育の大変重要な営みです。
 かつて中学生が荒れていた頃,彼らがよく口にした言葉に「ショーモナイ!」「どうでもええ!」「関係ない!」がありました。当時の彼らの関心の多くはバイクやたばこやシンナー,窃盗や暴力など学校教育の外にありました。また,校則に反発し簡単にはそれを守ろうとしませんでしたし,各教科の授業や学校行事などに対しても簡単に心を開きませんでした。そんな彼らに対して,体育大会で応援合戦に力を入れたり一緒にリレーを走ったりなどして,学校行事で盛り上がる楽しさを伝えようとしてきました。卒業生を送る会などを盛大に行い,部活動に力も入れてきました。生徒と一緒に涙することも少なくなく,徐々に荒れる生徒たちの心が柔らかくなっていったように思います。今50代の教職員は多かれ少なかれそんな経験をしているはずです。
 「保護者の方の参加はなかったけれど,先生方には私たちの成長した姿を観てもらうことができました。このような機会を設けて頂きありがとうございました。」
 昨日の体育大会の閉会式で,健康委員長の坂本さんが声を詰まらせながら言ったことばです。この3日間には様々な感動の場面がありました。合同劇や手話劇,ダンス&楽器演奏や展示発表,合唱では当日が一番うまくいったクラスや,『あれっ,なんで?』と感じながら歌ったクラスがあったかもしれません。悔しい思いも含めて心を動かすことが大事だと思っています。学校祭の3日間で生徒はまた一つ心を成長させてくれたはずです。これを機に下半期の教育活動も益々充実させていきたいと,今決意を新たにしています。生徒・教職員の皆さん,一緒に頑張っていきましょう。

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