最新更新日:2024/06/08 | |
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜
「教師の幸せ」
土曜日,遅まきながら今年度の「休日参観」を実施しました。毎年6月に行う行事ですが,授業再開後まもなくということで9月に延期しました。新型コロナウイルスの感染が収束しきらない中で不安はありましたが,今年度はこれまで生徒の学校生活を保護者の方に一度も観て頂いていないことと,今後の文化祭や体育大会も無観客で行うことを既に決定していますので,何とかこの機会にご来校頂こうと決断いたしました。 「密」状態を避けるためにクラスの生徒数を半分に分け,2教室で授業を行うように工夫しました。また,保護者の方に対しましても,検温とマスクの着用の他,お子達の同伴についてご遠慮頂くことと致しました。小さなお子達がおられる保護者の方には,ご夫婦や祖父母様と交代でご来校頂くなど,ご不自由をお掛けしたことと思いますが,ご協力頂きまして誠に有り難うございました。 「校長先生,参加の状態を心配しましたけれど,例年と変りなく来て頂いて安堵しました。多くの保護者の方から“子どもの学校生活を観られてよかった”という言葉を聞いています。思い切って実施して頂きありとうございました。」 当日の午後,PTA役員の方からそんな電話を頂きました。 さて,教師が幸せを感じる場面はいくつもあります。最も大きな場面はやはり卒業式でしょうね。そのほかにも同窓会や結婚披露宴に呼んでもらった時も嬉しいです。日常的な場面でいえば,問題行動の指導や部活・生徒会指導などの生徒指導が上手くいって,生徒との信頼関係が上手く結べた時やそれが強められたと感じるときも幸福感を感じます。もっとよくあることが毎日の授業の中で,『今日の授業は上手く生徒に届けられた!』と感じた時です。教師ですから,授業を生徒に上手く届けるのは当たり前ですが,その中でも特に上手くいったときに多くの教師は“細やかな喜び”を感じるものです。勿論,反対もあります。『今日の授業は上手くいかなかったなあ』という時には案外へこむものです(笑)。 ところで土曜日の4時間目,3年生を対象に私がさせてもらった「学年道徳」では久々にこの喜びを感じることができました。「今日の授業を思い出に残るものにしよう!」という冒頭の言葉を子どもたちも教職員も大切にして自覚し協力くれたお陰で,中学生の心の中を知ることができた授業になったと思っています。 例年,1学期に3年,2学期に1年,そして3学期に2年を対象に「学年道徳」をさせてもらっています。この学年はコロナの影響で昨年度末のそれが出来ずじまいでした。1学期も機会を逃したのでどうしてもしたかったのです。協力してくれた3年の教職員には特に感謝しています。今,3年生の書いたワークシートを読みながら,彼らには二条中での残りの半年間を楽しく充実したものにしてほしいと願っています。 |
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