最新更新日:2024/06/01 | |
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜
「期待に応える」
10年前に知り合った書家の先生から今年も“キャッチフレーズ”を届けていただきました。「直接会ってお渡ししたかったのですが,こういうご時世ですし郵送にしました。」事前にお電話を頂いていました。 校長として初めて赴任したのが山科区にある花山中学校です。部活動が盛んで,体育大会では当時でも既に珍しくなったマスゲームに取り組んだり,学年劇と合唱コンクールの両方をやったりと諸行事は大いに盛り上がります。ヤンチャな生徒もいましたが,全体としてとても人懐っこい生徒たちが在籍しました。地域とのつながりが強く,地域の方に来ていただいて様々な活動をしていました。その中に書道の授業もありました。「ヤンチャな子たちもよく頑張るんですよ。もう可愛くてかわいくて…」ニコニコ笑いながらいつもそう言って1時間の授業を終えられました。 3年目に「学校教育目標」に手を加えた際,それを大書してもらって玄関に飾りました。その年の創立50周年の式典の際には,式場と玄関に掲げる「題字」を書いていただきました。「こんな大役を任せて頂けただけで光栄です。自分が卒業した中学校ですもの,頂戴する訳には参りません。」と,謝礼は一切受け取られませんでした。 次の学校へ異動しても,私は年度当初に“キャッチフレーズ”を定めて,生徒と教職員,保護者の皆様で共有していました。春先のある日,突然その先生から電話がかかってきました。「校長先生,HPで見ました。先生の学校の“キャッチフレーズ”や学校教育目標を書かせてください。」 二条中学校でもやりましたが,生き方探究教育の一環として,「書家」という職業について,その職業に就いた経緯や喜び等をお話ししていただき,その後,学年集団の目の前で大書パフォーマンスをしてもらいました。生徒が驚いたことは言うまでもありません。本校で書いて頂いた作品(「誇」「絆」「熱」)は玄関に今も飾ってあります。 教職員バレーボール大会に向けて,毎年オリジナルのTシャツやポロシャツを作るのですが,前の学校の時からこの先生に書いてもらった作品を背中に入れています。学校名も入っているので,公道を歩くときは少々恥ずかしい気もしますが,バレーボール大会や体育大会の時などには教職員も喜んで着てくれています。また,一昨年度からはPTAの方もお揃いのデザインでTシャツを作られ,体育大会や部活動の応援などの際に着て来られています。 校長と地域の方という関係からスタートしましたが,今では私の学校経営のよき“理解者”であり“協力者”の一人となっていただいていると勝手に思っています。 この方だけではありません。地域やPTAの皆様など,『二条中学校や不肖・澤田を応援してやろう!』と思ってくださる方々のためにも,今後も出来ることに全力で取り組んでいきます。皆様,いつも支えていただき,本当に有難うございます。 |
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