京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/09/17
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top !〜

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「純粋な心に応える」
 「中学生になった私たちは、さまざまな挑戦をしていこうと思っています。時にはつらく、苦しむこともあると思いますが、そんな時には、周りの仲間に助けを求め、前に一歩ずつ進んでいきたいです。
そしていつかは自立して、自分で考え、行動できる人になれるよう努力していきたいと思います。最後になりましたが、校長先生をはじめとする教職員の方々、PTA、ご来賓の皆様、上級生の皆様、本日はこのような立派な式で私たちをあたたかく迎えて下さり、ありがとうございます。そして、これまで私たちを育て、支えて下さった、お父さん、お母さん、家族のみんな、これからは、小学校で経験したことをもとに、目標に向かってたくさんの挑戦をしていきたいと思います。皆様、時には厳しく、時には優しく、見守っていただきますようお願いいたします。」
 入学式で新入生が述べた「誓いの言葉」から引用した結びの部分です。
 半月前まで小学生だったとは思えないほど洗練された内容です。一方、3年生になったばかりの生徒が新入生に向けて次のように述べています。
 「安心してください。そんな気持ちはすぐに吹き飛びます。先生方はいつでも優しくご指導してくださいます。私たち上級生はいつでも皆さんのお手伝いをします。また、これから3年間を共に過ごす仲間はきっと心の支えになってくれます。何か困ったことがあれば、頼れる先生や先輩、友達に相談してください。(略)新入生のみなさん、私たちの愛する二条中学校へようこそ。今日からこの二条中学校の仲間と共に学び、共に笑い、たくさんの思い出を作っていきましょう。そして、この由緒ある二条中学校で伝統と文化を築いていきましょう。中学校生活を存分に楽しんでください。」
 小学校の入学式、高校の入学式、そして幼稚園の入園式にも出席しました。そのいずれでも聞かれなかったのがこうした新入生と先輩とのやり取りです。こんなに素直なそして純粋な言葉のやり取りに、入学式に立ち会った大人たちは心が洗われたような気持ちになりました。幼稚園の入園式には本校の入学式にも来ていただいた方が居られ、その方が私に対して一番に言われたのがこれらの生徒の言葉についてでした。
 中学生のまっすぐな気持ちに応えなければなりません。また、それを更に太く大きく伸ばしていかなければなりません。中学生の教育に携わる私たちの責任は重大です。これまでの実践を振り返ると、反省させられる部分がきっとあると思います。
新入生の言う「つらく苦しむこと」があったとき、本当に力になってあげられたでしょうか。3年生が言ったように「先生方はいつでも優しく」指導できたでしょうか。また、「頼れる先生」で居られたでしょうか。生徒たちの大きな期待に応えられるよう、気持ちを引き締めてかからなければならないと改めて決意したところです。

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