最新更新日:2024/09/17 | |
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top!〜
「信じること」
6日(金)、平成30年度が始まりました。 朝、登校してきた或る男子生徒にいつもの通り「おはよう!」と声を掛けたところ、彼はニコニコして寄ってきて意外にもこう言いました。「校長先生、いよいよ始まりましたね。」 大好きな先生が異動し、不安で残念な気持ちと闘って過ごした春休みだったと思います。部活動等に励む中で何とか気もちを切り替えたのでしょう。また、ついに進路の問題から逃げられなくなったという気持ちもあったのかもしれません。そうして迎えた始業式です。3年生になったその生徒の決意が表れた言葉であると理解しました。 始業式では、多くの生徒が私の話を大きく頷きながら聴いてくれているのが分かりました。話の一つひとつに頷いてくれる生徒(人)が居ると、自分の声が確実に相手に届いていると実感できるので、とても話がしやすいです。 始業式で生徒にした話の柱は3つです。 1 一生の宝物となるような人間関係を築こう 2 確かな学力を身につけよう 3つめは、以下に示す今年度のキャッチフレーズについてです。 「You can do it !」〜君たちならできる!〜 私は、そして全ての教職員は何かあるごとに皆さんに対してこのフレーズを言います。おもに皆さんへの期待と激励ですが、皆さんがサボっている場面なら叱ることであったりもするでしょう。私たち教職員は、皆さんの保護者の方と共に、皆さんがあらゆることにチャレンジし、そのたびに成長していってくれると信じています。是非、私たちの期待に応えてください。 始業式で語った内容です。信頼関係の第一歩は、こちらが相手を信じることです。昨年度の3年の学年主任が、ある集会で生徒たちに「君たちはこれまで受け持った学年の中で最も信頼できた集団です」と語ったことがあります。学年主任だけではありません。担任の先生方も度々「安心して任せている」という言葉を使っていました。 20C前半のドイツの哲学者ニコライ.ハルトマンは「人間関係の不思議は、相手の中にあると信じたものが育ってくることである」と述べています。 卒業した生徒と教職員との関係を観ていて、本当にその通りだと感じていました。「信じている」と言われて悪い気のする人は少ないでしょう。その期待に副いたいと思ったり頑張ったりもすると思います。そうして、教師と生徒の間に深い絆=信頼関係が育っていったのです。教師を信頼しているから学力もドンドン伸びていきました。 子どもたちの中にあると思う力を信じ、それを引き出し育てたいです。保護者の皆様も一緒に言いましょう。ユー・キャン・ドゥー・イット!〜君たちならできる〜 |
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