京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/08
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『“てっぺん”獲りに行こうや!』〜Catch the top〜

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「母と息子」
 「清人ちゃん」。母は今でも私のことをそう呼ぶことがあります。私は既に56歳、よい年をしてそんな風に呼ばれると“恥ずかしい”を通り越して“イラッ”とするときさえあります。特に人前では絶対にやめてほしいものです。
 11月下旬から二男が体調を崩して3週間ほど入院しました。妻は、仕事を休んで毎日見舞いに行き、しかも病室に付っきりでいました。大学生ですから煩わしく思うことがあっても当然です。友達が見舞いにやってきた際などは、妻にやや偉そうな(京都弁で言うなら“こずら憎い”)口をきくこともあったそうです。それでも、彼女は毎日通いました。この関係を観ながら、母の「清人ちゃん」と対比させて考えています。
 81歳になった母と私との年齢差は、当然のことですがいつまでたっても変わりません。また、母にとって私はいつまでも息子であり続けます。結婚して、妻が母の前では私のことを「清人さん」と呼んでいたので、母も同じようにしていました。昨年父が亡くなって、することが激減した母は急に弱りました。そうすると、不思議なことにまた「清人ちゃん」と呼ばれることが増えてきました。今では、他人の目のない場面ではそのまま返事をしています。
 昨年、父の最期を看取りました。今弱った母を観るにつけ、自分にとっての父と母の違いを強く感じています。私は、両親には随分と世話になったと思っていますし尊敬もしています。たくさん甘えてもきたと思います。しかし、父と母とでは、尊敬の仕方や甘え方、またその内容が大きく違ったなあと感じているところです。先日、「妻が毎日二男の病室を訪れている」ということを母に告げたところ、「当たり前やん!」と言いました。父親である私にはきっとできないと思います。
 平成29年が終わります。今年も色々なことがありました。一番大きなことは、何といっても二条中学校へ赴任したことです。転勤によって生活が大きく変化します、荷物も少なくないので引っ越しも大変です。何よりも、新しい人間関係の中での生活が始まる訳ですから、それなりのストレスがかかるものです。しかし私の今回の場合は、二条中の生徒や教職員、保護者や地域の皆様との出会いに救われたと思っています。新しく出会った人たちにスムーズに受け入れて頂けたと感じているからです。(多分、勘違いではないと思うのですが…笑…)
 今、二条中学校の校長として、生徒や教職員、保護者や地域、学校のために、自分のできることのすべてをしたいと思っています。さあ、新しい年を迎えます。私とこれらの人たちとの関係は、おそらく先に挙げた「母と息子との関係」とは異なるとは思いますが、平成30年を皆様と共に素晴らしい年にしたいと思っています。
 何かとお世話になり、有難うございました。皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。

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学校行事
1/18 学年末テスト(3年生)
2年 性教育
1/19 学年末テスト(3年生)
司厨士(シェフ)による調理実習
1/22 2年百人一首大会
1/24 1年百人一首大会
3年 性教育
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