最新更新日:2024/05/31 | |
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜
「学び」
早いもので12月の声が聞こえてきました。12月を「師走」と言います。中学生か高校生の頃、この言葉は「唐の時代の中国で、この時期になると新しい仕事先を求めて先生が走り回った」ことから生まれたと学んだ記憶があります。しかし、今はその説は定かではないとされているようです。とにかく12月になると、学校の先生は成績処理や懇談会の準備、私事でも年賀状書きや日ごろ出来ない家事などで忙しく走り回ることになることに間違いはありません。 ところで、この成績と懇談は、特に3年生にとっては進路を決める上でとても大事です。忙しさのためにミスをすることがあってはなりません。どんなに忙しくても自分の仕事に責任をもち細心の注意を払って仕事に当たりましょう。それがプロです。 さて昨29日(水)、学校運営協議会の発足式を行いました。これで二条中学校もコミュニティ・スクールになったわけです。コミュニティ・スクールとは、学校と地域住民等が力を合わせて学校の運営に取り組む「地域とともにある学校」への転換を図るための有効な仕組みです。これによって、学校運営に地域の声と力を積極的に生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくができるようになります。 私はかつて教育委員会学校指導課に在籍していました。そこで学校運営協議会も担当しました。先進的に取り組んでいる学校の様子をたくさん見てきました。上手く取り入れ、活用することによって学校経営が変化し、子どもの学びが変化し、教師の仕事が変化し、学校の在り方そのものが変化していくことも学びました。今年四月、本校へ赴任してきて、「今年度中に学校運営協議会を立ち上げることになっている」と前任校長より引継ぎました。既に立ち上げの準備が進められてもいました。これらをうまく機能させられるよう、また、そこに現任の校長としての思いを込められるように考えてもきたつもりです。 しかしながら、本校に赴任して8か月。分かっていないことがたくさんあったことを知りました。発足式を迎えるにあたって、地域の方をはじめ、行政関係の方やPTAの皆様、教育委員会の担当の方々など、本当に多くの方とお話しをする機会をもちました。原案を描いてからの4か月余りは新たな学びの連続であったと思っています。そして、皆様方からこの地域のこと、地域と学校とのつながり、学校にかける思いや期待など、改めて深く教えて頂きました。学校運営協議会を立ち上げるという目的に向けて動くことで、別の大変貴重な学びができたことを大変嬉しく思っています。 学びには目的をもって行うものが多いですが、今回のように目的外のそれもあることに改めて気づきました。地域の方から聞いた2つの言葉が大きな財産になりました。 「これが西陣のルールや!」「雨降って地固まるやなあ」 肝に銘じて今後の学校経営に活かしていきます。これからも宜しくお願いします。 |
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