京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/06/08
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『“てっぺん”獲りにいこうや!』〜Catch the top〜

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「違っていいんです」
 12日(日)、洋服ダンスの入れ替えをしていたところ、20年近く前のでしょうか、長いこと袖を通したことのないブレザーが出てきました。もう、その存在すら忘れていた代物です。最近は小さめのジャケットやスーツを着るのがトレンドなので試しに着てみました。鏡に映った姿を見て『いけるんちゃう!?』と思い、そのまま妻に観てもらいました。「ええやん」その一言で自信をもって、翌日、学校に着てきましたが、誰もそんな古いものであるとは気づかなかったようです。
 さて、今週になって急に秋が深まってき、それに伴って木々が一気に色づいてきました。ところで、校門を入ったところに山茶花の木が一本あります。今週になって赤い花をつけました。『こんなに寒くなってから咲く花もあるんやなあ。』毎年この時期になると思うことです。動植物にはいろいろな種類があります。太陽光がほとんど届かないような深海で暮らす生物や寒い場所を求める渡り鳥、冬に咲く花など、我々人間にとっては不思議です。でも、どれもその環境に応じたつくりになっていますし、うまくその環境に適応しているのです。
 昨日、PTA生涯学習委員会主催の家庭教育講座で“スワッグ”という壁掛け用の花束を制作しました。風通しの良い所へ掛けておくとドライフラワーにもなって長く楽しめるという代物です。
 参加者は全員同じ植物(花材というそうです)を使いました。手順も教えて頂いた通りに進めます。なのに、出来上がったものはすべて少しずつ形や大きさ、雰囲気が異なりました。作成者のセンスや技術が異なるのは当然ですが、どれも素敵なものに仕上がりました。また、不思議なことに制作者が思った通りに出来上がりもしません。「まるで子育てのようです」と終わりの挨拶で言いました。同じように育てているつもりでも子どもは同じには育ちません。また、親がこう育ってほしいと願った通りに育たないことも多いです。
 参加者の方が、出来上がった“少しずつ形の違ったスワッグ”を大事そうに持って帰られるのをみながら、親子の関係に思いを巡らせました。ひょっとしたら、ある瞬間『あの人の作品の方がステキ!』だとか、『どうして自分のはこんなのなのか?!』と思った人があったかもしれません。でも、やっぱり自分が作った作品、自分にしか作れなかった作品を気に入って大事にされるのだろうと思うのです。
 色々な動植物が居るように色々な子どもが居てよいのです。いえ、そうでなければおかしいのだと思います。3年生はこれから本格的に進路を決定していきます。自分に合ったそれを見つけ、自信をもってその道を進んでほしいと思います。そして、保護者の方と共に我々教職員も彼らを信頼しつつ出来る限りの応援をしたいと思うのです。

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