最新更新日:2024/09/26 | |
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わかりやすい目標
目標の立て方には,様々な方法があります。担任をもっているころから,子どもたちには,将来まで続く大きな目標と,それを達成するため,数字に表れる具体的な短期的な目標を立てるように言ってきました。
これは,大きな目標だけだと,今,自分が何を頑張らなければならないのかが,ぼやけてしまうことがあるからです。例えば,「将来サッカー選手になりたい」という大きな目標を立てるとします。それでは,その目標を達成するために,まず,この1年間どんなことを具体的に目標として頑張りますかと問いかけてきました。すると「リフティングを,この1年間で右足50回,左足50回できるようになります」と具体的な目標を立てます。これなら,目標が達成できたかどうかわかりやすいです。1年かからないうちに達成したら,さらに高い目標を立てて頑張れば,益々成長します。 今日の全校おわりの会で,子どもたちに上記のようなお話をしました。あと,10日で新しい年が始まります。もし,年のはじめに,ご家庭でこのようなお話をする機会がありましたら,2016年1年間で達成できそうな具体的な数字を含んだ目標を立ててみてはいかがでしょう。 実は,前任校の子どもたちと,私も今年の1月のはじめの朝会で約束した数字があります。それは,「20」という数字と「72」という数字です。 「20」という数字は,著名な作家の単行本を,この1年間で20冊読むという目標です。私は,恥ずかしい話ですが,図鑑や解説書などを読むのは苦にはならないのですが,文字ばっかりの本は,子ども頃から苦手で,受験のために作家と著書の名前をたくさん覚えましたが,ほとんどと言っていいほど,内容を読んだことはありません。 そこで,前任校の子どもたちの前で20冊の目標を宣言しました。家から学校までの通勤が遠くなり,京阪電車で通う事が,この目標達成の大きな力になり,見事21冊の本を読み切りました。たくさんの本を読むことによって,自分の世界が広がったように思います。 残念ながら「72」とうい目標は,どうも今年も年を越しそうです。残念です。 さて,長々と書かせていただきましたが,子どもたちにだけ目標を立てさせるのではなく,是非,ご家族一人一人が1年間の具体的な目標を立てて,新しい年をスタートさせられてはどうでしょう。 子どもたちが安全で、有意義な冬休みを過ごせるように祈念いたします。 |
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