最新更新日:2024/09/26 | |
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「ふるさとを守る」
校庭の紅梅・白梅の蕾も少しずつ膨らみ始めました。寒い日が続きますが,そこはかとなく春の訪れを感じます。
兎追いし かの山 小鮒釣りし かの川 夢は今もめぐりて 忘れがたきふるさと 近年,子どもたちの人間性や社会性を育てるため,体験を重視した取組,そして地域の伝統文化を継承することにより郷土愛を育成し,ふるさとを支える人づくりを進めていくことが重要視されています。「ふるさとを捨てる学力から,ふるさとを守る学力を」という声さえ聞かれるようになりました。 1月25日,6年生は御香宮・三木善則氏をお迎えし「伏見義民の話」を聞きました。20年近く続く取組です。今から約200年前の天明年間,伏見奉行・小堀政方の悪政に文殊九助他7人が立ち上がり小堀政方は追放,関わった多くの人は獄死しましたが,九助たちの尊い犠牲によって伏見の町に活気が戻った…というお話です。「伏見義民は自分のために生きるのではなく,正義と友情と愛を貫き,伏見の正義のために生きた人です。」というお話を,子どもたちは真剣に聞き入っていました。 2月8日,伏見板橋学校運営協議会が発足してから満5年を迎えます。保護者・地域の皆様と共に「参加から参画へ」をキーワードに「学校教育のよりよい在り方」「豊かな教育環境の充実」を求めて始まった学校運営協議会の活動。この間「学校評価の充実」「学校支援の拡大」「読書活動推進」「基本的生活習慣の確立」等々,多くの成果をあげることができました。また「放課後学び教室」「子どもを見守る会」「土曜学習」などをスムーズに立ち上げ,運営することができたのも,学校運営協議会の組織基盤があったからこそです。学校運営協議会は,学校の「応援団」と「御意見番」という二つの機能がありますが,この活動もまた,ある意味「地域の方々による,主体的なふるさとを守る活動」と捉えることができるでしょう。多くの方々に汗していただいていることに心より感謝申し上げます。 子どもたちにとって,「伏見の歴史や伝統」「人々の絆とぬくもり」は,ふるさと板橋の原風景です。やがて子どもたちは成長し,世界に羽ばたく日が訪れますが,こうした原風景は子どもたち自身のアイデンティティとして,しっかり心に刻み込まれています。「あなたのふるさとは?」と聞かれた時,子どもたちは胸張って板橋のよさを語ることができるでしょう。板橋に誇りを持ちつつ,志を果たすために挑戦し続ける子であってほしい,そしてふるさとを大切にしながら,新しい時代を担う子になってほしい…と心より願っている次第です。 |
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