園だより 12月号より
- 公開日
- 2019/11/21
- 更新日
- 2019/11/21
園長室より
今年度,幼稚園の教育目標の目指す子ども像にもふれあいを喜ぶ子ども,自分らしさを大切にする子どもを掲げています。
子どもが自分を大切にするとともに,友達のことも大切にできるようにと願っています。遊びや生活の中で自分の思いを出しながら,友達と一緒に過ごすことで,友達との違いを感じたり,互いの良さを認め合ったりしています。時には友達と思いや考えが違い,トラブルになる経験もしますが,相手の思いに気づいたり,一緒に遊ぶ友達が居るうれしさを感じたりしながら友達関係が広がり,深まっていきます。人と人が互いのことを思いやり,支え合い,尊重し合う経験が重ねられればと思います。
「ひよこ組さんに入ればいいのに」
幼稚園見学に2歳児の親子が来られました。各保育室の様子を見てもらっている時に5歳児の〇ちゃんが声をかけました。「何歳?」その子のお父さんとお母さんが「2歳だよ」と応えられます。私が「来年,幼稚園に来ようかなと考えてはるのよ」と紹介しました。「ふうん,…ならひよこ組さんに入ればいいのに」と〇ちゃん。「ひよこ組さんに来てほしいな」と続けます。私も「そうね。ひよこ組さんね」とうなずきました。〇ちゃんと見学の子どもの様子をみていた◎ちゃんがそばに来ました。そして,両手を膝にあてて,少しかがんだ姿勢で2歳児の友達を見つめます。その子どもさんもじっと◎ちゃんの顔を見ています。私がご両親にお話をしていると,◎ちゃんはその子どもさんの両頬にそっと手を当てて話しかけます。なんともほほえましい様子です。
このところ,幼稚園見学で子どもたちは自分たちの保育室に来られることも何度か目にしています。自分たちより体格もまだ小さく,思わずかわいい!と思える小さな友達に出会う子どもたちに関心を寄せます。
〇ちゃんは,年齢を確かめ,ひよこ組さんに来てほしいなという思いを言葉で伝えます。幼稚園の仲間になってほしいという思いや親しみを寄せる気持ちがその言葉に表れています。いろいろな人とふれあうことや関わることを喜ぶ様子が見られ,とても嬉しいことです。また,初めて出会う小さな友達の保護者に自分の思いを話せるのは,さすが5歳児です。
また,◎ちゃんは,小さな友達に目線を合わせて少しかがんだ姿勢をしています。しぜんと出てきた姿勢だと思いますが,相手に合わせ,そしてそっとスキンシップをとっています。相手のことを大事に思う気持ちが表れています。それを見ている私の心も温かくなりました。
子どもたちはいろいろな人に関わったり,コミュニケーションを取ったりし,相手の思いに触れ,それを受け止め,その人への理解につなげていきます。今,5歳児は下京雅小学校の1年生と一緒に園外保育に出かけたり,テレビ会議システムを活用したり,授業に参加したりして交流活動に参加しています。いろいろな人との関わりにより,子どもたちの世界が広がっています。今後も人との出会いを喜び,互いを認め合う機会を大事にしていきたいです。