学校日記

【2年生】世界へ羽ばたく本校生徒たち ~ カナダ編 最終章 ~

公開日
2026/08/18
更新日
2026/08/18

スクール・ライフ

 京の高校生海外探Q留学プログラムでカナダ・バンクーバーを訪れていた井川さんが、3週間の留学を終えました。井川さんは、出発当初、不安や緊張からホームシックになり、「飛行機の中でも涙が止まらなかった」と振り返ります。ホームステイ先には日本人がおらず、英語だけの環境に戸惑う日々が続いたそうです。
 しかし、その環境だったからこそ、自ら行動することの大切さを実感する機会になりました。留学生活を通して井川さんが最も強く感じたのは、「成長の鍵は行動することにある」ということでした。言葉に自信がなくても、自分から輪の中に入り、声をかけ、交流を重ねることで少しずつ世界が広がっていったといいます。
 また、異なる文化や価値観を持つ仲間との出会いを通して、「違うからこそ面白いし、仲良くなれる」ということも学びました。国籍や文化、性別の違いを越えて互いを尊重し合う環境の中で、多様性を受け入れる視点を身に付けることができたようです。
 特に印象に残ったのは、ルームメイトとの交流でした。はじめは英語が十分に聞き取れず、会話の輪に入ることをためらうこともあったそうですが、自分から一歩踏み出して話しかけたことで、多くの出会いや学びにつながりました。この経験を通して、「まずはやってみる」「とりあえず声をかけてみる」という姿勢が身に付いたそうです。
 井川さんは、「楽しいことだけでなく、むしろ大変なことの方が多かった」と振り返ります。しかし、その経験があったからこそ視野が広がり、自分自身の成長を実感することができました。
 今回の留学は、まさに本校が大切にしている「やってみたいをやってみる」、そして「枠を外す」を体現した経験だったように感じます。英語に自信がないから話しかけない、自分だけ日本人だから輪に入れないかもしれないと思ってしまう。そんな自分自身がつくっていた枠を一つずつ外し、勇気を持って行動したからこそ、国籍や文化の異なる仲間との出会いや、かけがえのない経験を得ることができました。井川さんが語る「行動することの大切さ」は、まさに枠を外した先に広がる成長そのものだったのではないでしょうか。
 また、井川さんは協創活動で「発酵食を取り入れることでウェルネス志向は広がるのか?」というテーマについて探究を進めています。今回の留学では、食文化の違いに触れるだけでなく、多様な人々との交流や新しい環境への挑戦を通して、心の豊かさや幸福感についても考える機会となったようです。ウェルネスとは単に心身の健康だけではなく、人とのつながりや自分らしく挑戦できる環境によっても育まれるものです。留学で得た経験は、今後の探究活動をさらに深める大きな財産となることでしょう。