吉岡アカリ先生特別授業~木管分奏を見ていただきました
- 公開日
- 2026/07/09
- 更新日
- 2026/07/08
学校の様子
7月8日(水)午後、本校33期卒業生で、武蔵野音楽大学准教授、2年前まで東京フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者を務められた吉岡アカリ先生をお迎えし、木管分奏の特別指導をしていただきました。
吉岡先生には、一昨年から毎年オーケストラ定期演奏会前の時期にお越しいただき、木管楽器の生徒たちをご指導いただいています。今年も大変お忙しい中、休憩も惜しみながら2時間にわたり熱心にご指導くださいました。
今回ご指導いただいたのは、ワーグナー《ニュルンベルクのマイスタージンガー》第1幕への前奏曲と、ブラームス《交響曲第4番》です。
レッスンの中で印象的だったのは、「主張する」という言葉でした。
「責任をもって主張する」「主張しなければならない。でも音色は明るすぎないように」など、吉岡先生は一つひとつの場面で、生徒たちに音の役割や表現について丁寧に語りかけておられました。
その様子を見ていると、木管楽器は美しい音色で旋律を奏でるだけでなく、それぞれが役割を持ちながらオーケストラ全体に彩りを与え、周りの音と調和しながら一つの響きをつくり上げていることを、あらためて感じました。
また、吉岡先生は言葉だけでなく、ご自身でフルートを演奏しながらご指導くださいました。その豊かで伸びやかな響き、繊細さと力強さを併せ持つ多彩な音色に、生徒たちは思わず聴き入っていました。
実際の演奏を間近で聴くことで、言葉だけでは伝えきれない音楽の表現や音色のつくり方を、肌で感じることのできる貴重な機会となったように思います。
木管楽器だけを取り上げてアンサンブルを深く学ぶ機会は決して多くありません。生徒たちにとって、オーケストラの中での自分たちの役割を改めて見つめ直し、音楽表現をさらに深めるための貴重な時間となりました。
吉岡先生は、毎年この木管分奏を指導することを楽しみにしてくださっています。本校の生徒たちは日頃からソルフェージュをしっかり学んでおり、レベルが高く、毎年指導することが「本当に楽しい」と話してくださいました。その言葉からも、生徒たちの学びに真摯に向き合う姿勢や、日々積み重ねている基礎力を高く評価してくださっていることが伝わってきました。
7月19日のオーケストラ定期演奏会まであとわずかです。この2日間でいただいた数多くの学びを生かし、本番ではさらに深まった響きを届けてくれることを楽しみにしています。