学校日記

校長メッセージ

公開日
2023/04/12
更新日
2023/04/12

校長室ウェブログ

 皆さん、おはようございます。

 昨日、ここの場所で皆さんと共に京都市立美術工芸高校の開校式を、多くのご来賓の方にご出席していただき、お祝いの式典を開催することができました。

 いよいよ教育活動がスタートします。多くの方に支えられてこの日を迎えられたのは、教職員をはじめとする関係者の力のみならず、皆さんや保護者の方の様々な取り組みへの協力と支援あってのことだと思っています。また式典において、生徒代表として生徒会執行部の4人の生徒の皆さんには、緊張のなか大役を努めていただきました。この場を借りて、ここに集う皆さん全員に感謝いたします。ありがとうございました。

 また昨日は美術工芸高校として記念となる第1回目の入学式を行い、93名の新入生を迎えました。そして、新しく着任された方を加えた教職員と2・3年生を合わせた皆さんで、第1回目の始業式を迎えられたことを、心から喜ばしく思います。美工の景色があらゆる面で一変して見えますが、ここにある校旗や中庭のロダン作の「青銅時代」は、まさに美工の歴史をつなげるシンボルです。また、これまで皆さんが先輩から受け継がれてきた美工への思いや伝統も消えるものではありません。その歴史や伝統を大切にしながらも、ここに集った皆さんが美工の新しい歴史を綴っていってほしいと願います。

 年度当初に当たって、皆さんにメッセージを送りたいと思います。

 私は3週間前の3月中旬に、本校の教員である稲次先生と2人で、アメリカのボストンとニューヨークへ視察に行ってきました。この視察の目的は、将来的にボストンにある芸術高校「ボストンアーツアカデミー」との姉妹校提携や海外研修の際の交流を視野に入れた協議をするためでした。また美術館や国連などの機関においても連携が図れないか、模索するためでした。皆さんは、今や世界と知らず知らずに繋がっています。海外旅行や留学をしていないからそんなことないと思う人もいるかもしれませんが、SNSを活用しているだけで、世界中の人たちと繋がっているのです。グローバル化は皆さんがどのように思おうが、皆さんの生活に入り込み、否応なしに進んでいっています。

 本校でも、昨年度、世界に目を向けるような取り組みをいくつかしました。京都精華大学の留学生との交流会を実施、自主的に参加してくれた生徒がいました。また京都パレスライオンズクラブのご支援でイタリア・フィレンツェへの研修に応募した生徒は20名を超えました。そして、文部科学省が公募したトビタテ!留学ジャパンには3名の生徒が応募しました。また、卒業生には海外留学を目指している生徒も出てきています。
 
 そのような中で、学校として生徒の皆さんには海外の同じ志を持つ高校生や、海外の芸術大学で学んでいる学生との交流の機会を、ぜひ作りたいと思っています。その機会の一つに、ボストン視察に行った際、早速にボストンにあるマサチューセッツ芸術大学と交流する話をいただきました。この6月には大学から建築を学ぶ学生が教授と共に京都に来られます。その際に、ぜひ美工を訪れて高校生と交流したいとのお話をいただきました。

 また、ボストンアーツアカデミーの学校とは、お互いの生徒同士がビデオレターなどで交流を深めていくなどといった取り組みを進めることになりました。
 正式に決まれば皆さんにご協力の依頼をすると思います。ぜひ、二つの学校について、どのような学校なのか、どのような生徒や学生がいるのか、検索してみてください。

 今、お話をした国際交流は、本校の教育活動の一つです。地域の方と繋がるような活動も始まります。これからはハード面では新しい施設・設備の活用、ソフト面では、「BIKO steAm」や「CARRIER PRODUCE」などといった新しい教育活動が始まります。2・3年生にはこれまでもお伝えしてきましたが、学校は、皆さんが授業や特別活動などに取り組む時に、受け身になるようなものを出来る限り少なくし、自ら考え、行動できるような能動的に学ぶ姿勢を育むための取り組みを増やしていきます。また、様々な学校行事等も、できる限り皆さんが積極的に参画できるようにしていきたいと考えています。皆さんは、様々な取り組みに対し、失敗を恐れずチャレンジしていってください。
 
 この新しくなった美工で、皆さんが大きく飛躍することを願って、始業式の挨拶とさせていただきます。

                       校長 名和野新吾