10月16日 後期終業式 校長の話
- 公開日
- 2019/10/16
- 更新日
- 2019/10/16
校長室ウェブログ
●2019年10月16日(水)後期始業式
今日から後期が始まります。中学校も高校も一時期に比べると2期制をとっている学校は少なくなりました。本校では、ついこのあいだ前期終業式を行い、秋季休業期間中に美工作品展「3年生展」があったので、学期が変わる新鮮さはあまり感じていないかもしれませんが、銅駝の教育にとってはこの2期制がうまく機能し、銅駝ならではの教育活動ができていると考えています。
まずは「3年生展」お疲れ様でした。たくさんの方が来場してくださり、皆さんの作品をほめていただき、銅駝の教育に深いご理解と温かい激励をいただきました。来場者アンケートに書いていただいたコメントを少し紹介します。「懐かしさより新鮮さのほうが大きく勝りました」卒業生より。「こんな作品が作れる皆さんを尊敬します」保護者の方より。「3年間の過ごされた時間を感じさせるものでした」卒業生の保護者の方より。「生徒の皆さんの瑞々しい感性に触れ、とても楽しい空間、時間でした」教育関係者の方より。「Fantastic! Very amazing art works and well displayed!」外国人の方より。そして「ドレスのきれいなところがよかった」通りがかりの6歳児の方より。そして受付を担当した生徒の笑顔の挨拶、丁寧な対応など高く評価していただいきました。一方でいくつか課題もいただいています。銅駝の生徒は、感じたこと考えたことを作品として表現できることの尊さとともに、作品が人の心を動かし、影響を与えることの重さを理解できる青年ばかりだと信じています。ならば、作者として、作品展の主催者として、その作品を鑑賞していただく方々に敬意と感謝の気持ちで行動できなければなりません。明日から「1・2年生展」が始まります。あらためてすべての学年の生徒がしっかりとした自覚と誇りをもって作品展に関わってください。
さて、明後日の午後進路講演会があり、銅駝の先輩で漫画家として活躍されている小山宙哉さんが講演をしてくださいます。小山さんの作品、漫画『宇宙兄弟』には様々な心に残るセリフがあり、ネット上でも紹介されています。第5巻、宇宙飛行士の候補者選考のミッションの終わりに、グループの中から自分たちで候補者を選ばなければならなくなった時に主人公の南波六太が言ったセリフ。「グーみたいな奴がいて、チョキみたいな奴もいて、パーみたいな奴もいる、誰が一番強いか答えを知っている奴はいるか」。このセリフ、人はそれぞれ個性があり、秀でたところがあり、苦手なこともある。それぞれ苦しみ悩みながら努力し取り組んでいることがある。だから誰が一番優れているかなんで簡単に決められない、ということだろうと思います。
後期初めにあたり、私が皆さんにお話ししたいこと。社会には様々な評価の基準や方法があり様々なランキングで溢れています。一つの側面をある基準で評価をつけるということは自己の課題の見極めと次の目標を立てる上では必要ですが、ゴールした時の結果を一つのものさしやランキングだけで評価してはいけません。自分や他者の評価をもっと多様な尺度で測るべきです。そして評価することの前に、まずは広く様々なものに興味をもって、自ら手に取ったり、参加をしたり、出会いをたくさんつくって、主体的にやってみることです。うまくいかなければやり直したり、別の方法を考えればよい。そんな気持ちをもって後期のスタートをきってください。
2019年10月16日 後期始業式
校長 吉田 功