学校日記

10月7日 前期終業式 校長の話

公開日
2019/10/07
更新日
2019/10/07

校長室ウェブログ

●前期終業式 校長の話


 前期の締めくくりの日となりました。4月8日の入学式、始業式からスタートし、今日10月7日でちょうど6ヶ月経ちました。前期は授業だけでなく、特別活動などの学校行事が多く、また美工作品展に向けた制作にも力を注いできたでしょうし、毎日が盛りだくさんで1日24時間ではとても足りないと感じた人、あるいは、自分の体や心の調子と折り合いをつけるのに苦労した人もいたでしょう。

 時間の刻みは世界中同じで、1分、1秒、1日の長さは平等です。しかしその時間のなかみは平等ではありません。世界の中には、起きている時間のうちの多くの時間を労働をしたり、幼い兄弟の世話をしたり、往復何時間もかけて生きるための水を汲みに行く子どももいます。起きている時間の多くを「学ぶ」ために使えることの重みをあらためて皆さんと一緒に考えたいと思います。このことは、生徒だけでなく、教職員の課題でもあります。同じ1時間、1日がその人にとって豊かなものになるためにどうすればよいか。

 今、学校では、「学び方」を変えるということと「教職員の働き方」を変えるということが大きな課題です。皆さんがこれから求められる必要な力をつけて社会で飛躍できる、そんな学び方に変えていくこと、そして休日出勤や残業が多くて疲弊していると言われている教職員の働き方を変えて、生徒と先生が向き合う時間を確保し、先生の仕事や生活もより良いものにしていくことが大切です。本校では、学び方の改革、働き方の改革を、皆さんや保護者のご理解を得て、少しずつ進めています。

 やらなければならないこと、やってみたいことが多すぎて余裕がないと、よく言います。やらなければならないことを3つの抽斗(ひきだし)に整理するとして、3つの抽斗がぎゅうぎゅうに詰まっていたり、溢れていたりしませんか。睡眠や食事など生活し生きていくために必要なことや、高校生としてやらなければならない学習だけで抽斗が全部詰まっている、あるいは溢れて閉まらない人はいませんか。ぜひ、抽斗をうまく入れ直して整理をし、できれば、一つの抽斗、難しければ3つ目の半分でもスペースをあけておいてください。外からやってくる新しいチャンスや、出会いの機会をとりこむためにそういうスペースをつくっておくことがとても重要で、そのことが今を変え、未来を変えることにつながります。学校では授業以外に、ボランティア活動の募集や、作品の募集などの案内をしています。先週はキャリアアップスタディという新しい学びのチャンスも紹介しました。空けておくスペースは無駄ではなく、むしろ新たな価値を生む大切なスペースです。皆さんの主体的な変革を期待します。

 さて、最後に、まもなく始まる美工作品展のことを話します。皆さんが苦悩や葛藤しながら長い時間をかけて制作してきた成果、努力や挑戦をしてきたその到達点を多くの人が鑑賞してくださいます。私もとても楽しみにしています。皆さんもぜひ自分以外のひとの作品を丁寧に鑑賞してください。そして多くの方が、美工作品展にご来場くださいます。礼儀を守って感謝してお迎えしてください。素晴らしい作品展にしましょう。


令和元年(2019)10月7日
                      校長  吉田 功