学校日記

能楽交流鑑賞会その1

公開日
2013/12/04
更新日
2013/12/04

学校の様子

 平素からさまざまな形で本校教育充実発展のためにご支援いただいています一般社団法人京一商西京同窓会様の主催により,後期中間考査最終日の12月3日(火)午後,金剛能楽堂において「能楽交流鑑賞会」を行いました。
 これは,同窓会運営の2つの柱である「育英事業を通じての社会貢献」と「会員相互の親睦交流」とを一つにする行事として,昨年度から始まったものです。
 天気にも恵まれ,第1学年の生徒282名と,生徒からすればいわば祖父母世代に当たる方々を中心とする同窓会の皆様約130名の先輩諸氏とが一堂に会し,北川明同窓会理事長の御挨拶で会が始まりました。
 第二十六世宗家金剛永謹氏をはじめとする金剛流御一門及び茂山家の皆様の御出演により,最初に高校生向けの「解説」をいただいた後,仕舞「船弁慶」,狂言「蝸牛」,休憩をはさんで能「羽衣」という番組構成で,約2時間にわたり熱演を繰り広げていただきました。
 生徒たちはほとんどが能楽鑑賞は初めての経験で,終了後,
  ・舞台が近くてとても迫力があり,客席との一体感も素晴らしかった。
  ・事前学習で聞いていた通り,指揮者もいないのに微妙なタイミングを
   呼吸だけで合わせていて,すごい緊張感が伝わってきた。
  ・始まりの一声から会場いっぱいに響き渡る豊かな声量・地謡の重厚さに
   圧倒された。
  ・舞台いっぱいを使っての舞は,思っていた以上の躍動感・疾走感があり,
   すごく迫力があった。
  ・狂言はテンポが良くて言葉がとてもわかりやすく,表情も豊かで,
   楽しめた。「でんでんむしむし」がはやりそうです。
  ・羽衣のあの衣装と動き,本物の天女を見ているようだった。
  ・感情が顔ではなく一つ一つの所作など体全体で表されていると思った。
といった感想をもったようです。そして,「このように素晴らしい機会を与えてくださった同窓会の皆様に感謝して,今後に生かしていきたい。」と言っていました。
 本日の会は同窓会様の全面的な御協力によって実現したものであり,京都御苑の西に建つ金剛能楽堂というすばらしい舞台で,場がもつ「力」を直接感じとりながら,日本文化の粋である能・狂言を,同じ学窓の高校生と同窓会員がともに鑑賞し,日本文化の懐の大きさや良さを再発見する大変良い機会となりました。これからグローバルリーダーとして国際社会での活躍が期待される若い生徒たちが,それぞれの心と体に脈々と流れている日本の伝統に関心をもち,芸術への造詣を深める第一歩となったことと思います。
 また生徒たちは,同窓会員の皆様方と親しく時と場所とを共有することにより,連綿と続く本校の歴史と伝統の厚みを実感し,様々な形で御支援いただいていることへの感謝の念を深くしていました。

[写真]
 1枚目 上段   会場の様子
     下段左  開会あいさつ(北川理事長)
     下段右  解説(種田道一氏)
 2枚目 仕舞  「船弁慶」
 3枚目 狂言  「蝸牛」