学校日記

1年生EEP特別講演会を行いました

公開日
2013/10/11
更新日
2013/10/12

学校の様子

 10月10日(木)7限目のロングホームルームの時間を利用して,1年生全員に特別講演会「京友禅 −きものの初歩と千總のものづくり−」を行いました。講師は株式会社「千總」代表取締役社長の仲田保司様です。千總制作本部の加藤結理子さんともども,颯爽と和装でいらしてくださいました。また,実物を是非見てもらいたいということで,糸や染める前の白生地,振袖・訪問着・黒留袖・帯などもたくさんお持ちくださいました。
 株式会社「千總」は,弘治元年(西暦1555年=川中島の戦いがあった年)創業の約460年に及ぶ長い歴史を有する老舗であり,「友禅染呉服製造卸」として揺るぎない地位を誇り,伝統を守ると同時に常に時代が求めている新しい価値の創造にも積極的に取り組み,変革を続けている企業として世界にその名を知られている会社です。
 今回は50分という限られた時間でしたが,「きもの」についての基礎的な知識,友禅染の工程や京都で友禅染が発達した秘密,さまざまな文様に込められた思い等について実物を示しながらお話しいただき,さらに「千總」の継続の秘訣や理念等についてもお話しいただきました。
 「よきもの」を生み出す土壌,京都の文化的蓄積,着る人の思いをしっかりと理解できる教養・センスの大切さ,また「伝統とは,『守る』ことではなく『創る』こと」・・多くの示唆に富む御講演でした。
 生徒の皆さんには,日本文化の精華の一つである着物について学ぶことを一つの契機として自らの文化について理解を深め,それを基盤として,来年3月の海外フィールドワークでさまざまな国や地域の人々と交流を行う際に,文化・風習等の相違点やそれぞれの良さについて考えを深めてもらえればと思います。そして,常に新たなものに挑戦し,作り出す気概を持ち続けてください。
 お忙しいところ,沢山の貴重な着物をお持ちくださり御講演下さいました仲田社長をはじめとする千總の皆様方に,御礼申し上げます。誠に有り難うございました。