学校日記

1年EEP特別講演会を行いました

公開日
2013/09/14
更新日
2013/09/14

学校の様子

 本日(9月14日土曜日)午後1時から,京都大学環境科学センター助教・浅利美鈴先生をお迎えして,1年EEP特別講演会「京大ごみ研究者ができるまで」を行いました。
 浅利先生には,今年5月にも本校で1年生を対象に行いました「環境シンポジウム」でお世話になっており,「持続可能な社会の在り方」について考えをさらに深めてもらう取組の一つとして,今回の講演会が設定されました。また,選択科目登録等を間近に控えていることから,進路選択についてのお話も併せてお願いしました。
 御講演は「ごみ研究について−実態・成果・課題・可能性−」「私の進路選択の例」「ごみ問題トピックス」という構成で,1時間30分にわたり,クイズを交えながらお話してくださいました。
 ごみ研究の種類や対象は理系・文系双方にあり,深い研究分野であるというところから始まり,35年間にわたる「ごみ調査」から見える社会の変化(「手つかず食品」の時代による移り変わり,「使い捨て商品」の登場・増加等)やごみ減量のための方策(レジ袋をもらわないようにするだけでごみ6%減等),「見えない環境負荷」を下げるための食材選びの重要性(「旬のもの」「地産地消」等)などについてデータをもとにお話しいただき,ごみは社会の変化を映す鏡であり,一人一人が気づくこと・知識を持つこと・行動することの大切さがよくわかりました。
 進路選択については,御自身の高校時代や大学・大学院の様子を詳しくお話ししてくださいました。高校のころはよく遊び,またそれを楽しみによく学んだ(日々の授業やテストを大切にし,先生にもとことん質問して自ら貪欲に勉強した)こと,「京大ゴミ部」立ち上げのこと,博士課程時代の就職活動や研究職に就いたきっかけ,研究者の日常など,多岐にわたる内容を熱く語っていただきました。そして,「自分の目で見,耳で聞く」(現場主義),「世界に目を向ける」「自分のやりたいこと・できることにベストを尽くす」よう,期待を込めてエールを送って下さいました。
 最後の「ごみ問題トピックス」は,たくさん用意していただいていましたが,時間の関係で「3.11」東日本大震災直後の仙台での災害廃棄物の分別処理や被災地の現状について,お話し下さいました。
 小さなことでも,積み重ねると大きな力になります。今日の御講演をしっかりと自分のものとし,これを機に,持続可能な社会の在り方についても,自分自身の進路展望についても,意識と行動がより望ましいものとなるよう願ってやみません。
 お忙しい中御講演下さいました浅利先生,有り難うございました。