フランスからの高校生に伝えたかったこと
- 公開日
- 2011/01/13
- 更新日
- 2011/01/13
校長室から
交流の内容は別途紹介しますが、せっかくの機会でしたので、あいさつの原稿を載せさせていただきます。
私はフランス語が分からないので申し訳ありません。学生時代、パリに行って、拙い英語しかできなかった私がルーブルの場所を聞いたところ、フランス語で答えられた痛い経験があります。これに怒っているのではなく、なぜそのような事態になるのかについて考える機会をもらったという点で、痛い経験は貴重だということを伝えたいのです。
私のフランスに対する思いを3つお話しさせてほしい。ひとつは小説家ジュール・ヴェルヌ。Back to the future のブラウン博士も2人の子供の名前がジュールとヴェルヌでしたから、大ファンだと思います。15少年漂流記、海底2万マイルなど、近未来、冒険を題材にしながら、根底に流れている平和主義、進歩主義に子供ながらにひかれました。(ただし、「15少年漂流記」および原題の"Deux Ans de Vacances"は誰もご存じありませんでした。何か原因があるのでしょう。)
そしてその15少年漂流記の少年大統領のブリアンはおそらく、ノーベル平和賞のアリスティード・ブリアンをモデルにしているという説もあります。ブリアンが外務大臣だった時代の1929年のパリ不戦条約は現在の日本国憲法の平和主義そのものです。その意味でも偉大なフランスの政治家として心より敬意を抱いております。
最後にサッカー。私がへたなフットボールプレヤーだったころのフランスが今でも理想のチームと思っている。ミシェル・プラティニを中心にして、アラン・ジレス、ジャン・ティガナ、ベルナール・ジャンジニ、ルイス・フェルナンデスらと組んだ中盤が「シャンパンの泡が弾けるように」軽やかにパスを繋げる姿は、今のスペイン以上にスペクタクルだと思っています。
宇宙船地球号の一員として本日みなさんをお迎えすることが出来て大変うれしく思います。