学校日記

礼に始まり礼に終わる

公開日
2021/08/31
更新日
2021/08/31

校長室から

一昨日、高校野球の決勝戦が行われ、史上初の智弁対決となりました。
結果、智弁和歌山が3回目の優勝となりました。
その中で印象に残ったことを紹介します。
優勝した中谷監督は選手時代、高嶋仁前監督(現在は名誉監督)から、ボールがグラウンドにひとつ落ちていただけで厳しく叱られたそうです。
「落ちているボールに気がつけない人には、仲間の異変に気付けない」
今も中谷監督は、この高嶋前監督の教えをきちんと守り、ご指導されているとのこと。
この姿勢が選手達の優勝後の喜びの仕方にも影響を及ぼしていました。
最近は優勝が決まった瞬間にマウンド上で、全員が天に向かって人差し指を掲げ、頂点に立った喜びを見せますが、今回はありませんでした。
キャプテンはインタビューの中で「礼に始まり礼に終わる」という言葉を話していました。
相手の気持ちを考えて、試合後の挨拶をした後に喜び合おうと決めていたようです。
ボールひとつを大事にする姿勢や相手を思いやる姿勢がここにもありますね。
智弁和歌山高校のイズムがすごく印象に残りました。

もうひとつ、つい先日、ある学校に呼ばれてお話をする機会がありました。
私は大変感心することが多かったので紹介します。
私が入室する前に、数人の先生方はわざわざ起立をして私を迎えて下さったのです。
そして熱心に話を聴いて下さったことも嬉しかったですが、帰りの際も、残っておられた全教職員が玄関までお見送りに来て下さったのです。大変恐縮しましたが、これぞまさに「礼に始まり礼に終わる」を実践されているのだなと、とても嬉しく思いました。

人の心を動かすことは、ちょっとした仕草から生まれるものだと思いましたし、私自身、襟を正し、相手に対して礼を尽くすことをしなければならないなと思いました。