2学期始業式 校長の話
- 公開日
- 2021/08/25
- 更新日
- 2021/08/25
校長室から
2学期の始業式を行いました。急遽、放送による式となり、用意していたパワーポイントはお蔵入りになってしまいましたが、以下のようなお話をしました。
「令和3年度2学期が本日からスタートします。生徒の皆さんにとってはこの夏休みどうでしたか?昨年以上に新型コロナの影響が大きく、あまり遠出もできなかったことでしょうね。先生は前半は部活動の応援に行かせてもらいました。3年生にとっての中学生活最後の大会。残念ながら敗れた試合後の大変美しい涙をたくさん見ました。今年は東京オリンピックが開催され、アスリートの皆さんは各競技で全力を尽くして、頑張っておられました。パラリンピックも昨日から開幕し、熱戦が繰り広げられます。オリンピックで見事メダルの栄冠を得ることができた選手達。そこに至るまでの血のにじむような努力が報われたシーンで感動しました。でも先生にとっては3年生達が頑張っている姿も同じくらい輝いていましたし、フェアプレイで戦うその姿勢に感動しました。吹奏楽部は吹奏楽コンクールで見事、金賞の栄冠を得ることができました。前日の体育館リハーサルでの胸の奥にズシンと響いた演奏は、本番ではさらに感動的な演奏となったのですね。本当によく頑張りました。男子バスケットボール部の準々決勝進出をかけた加茂川中学との一戦は、残り25秒まで負けていましたが、D君の逆転3ポイントシュートが決まって勝利。本当に鳥肌が立つような素晴らしい勝利を見せてくれました。他にも各部の試合にできるだけ見に行かせてもらいました。ぞれぞれが精一杯やりきったのではないでしょうか。先生はみんなにメダルはないけど、中学生活の貴重な貴重な思い出として大切にしまって置いて欲しいと思いました。部活動以外にも、クラブチームや個人種目でいろいろと頑張った人もいますね。今、この一瞬を大事に生きることが今後に必ず生きてきます。これからも大淀スピリットである『明朗公正で卑屈でなく、やり出したら最後までやり抜く』精神で頑張って欲しいと思います。そして1・2年生の皆さんは先輩に変わってこれからの大淀中を支えていく存在になってきます。この2学期ではいろいろと行事もありますから、皆さんらしく、このコロナ禍を一緒に乗り切っていきましょう。
本日の始業式では私のマラソンでの経験の話をしますね。
今からさかのぼること30年近く前になりますが、私はフルマラソンを5回完走したことがあります。
その中で、上岡龍太郎さんという当時はものすごく有名な、お笑い界の大御所が一緒にこのレースに参加したことがあったのです。第1回福知山マラソンであったと記憶しています。レースがスタートして、私は上岡さんを発見しました。ずっと同じペースです。私はこれなら上岡さんに勝てるかもと、追い抜いていきました。その差がだんだん広がります。私は上岡さんからだいぶ離れて走っていました。やはりマラソンというのは人生のようですね。いろいろなことを教えてくれます。以前もお話ししましたが、折り返し地点では逆風に遭い、これまでは追い風だったことのありがたみを感じました。そして35キロ地点だったでしょうか?後ろの方が若干賑やかになりました。すると最初から全く変わらないペースの上岡さんがどんどん私に追いついてきたのです。私は追い抜かれないように必死でついていきました。そこで上岡さんは誰に言うともなくこんな話をしてくれました。「人間はしんどいとね、もらおう、もらおうとするでしょう。だから吐くんですよ。すると勝手に入ってきます。大きく息を吐きましょう」と言って、また変わらないペースで去って行きました。短い時間の中に、すごく人生の深みを感じさせてくれた言葉だったと思います。「苦しいときこそ、もらおうとするな。自分から飛び込んでいけ」 私にはそう聞こえました。そして後1キロの看板が見えたとき、なんと両足がつるという事態となり、私は路上に倒れました。係の方が「棄権しますか?」と聞いてきましたが、少しはうようにして進み、あとは一歩ずつ進んで何とかゴールすることができました。何でもそうですが、ドラマは最後まで分からないものです。最後迄やり遂げるのか、途中でやめてしまうのかもすべて自分が決めることです。この2学期は、まだまだコロナにより、いろいろな制限があるでしょう。しかし、どうしたらできるか?実現するためには何をどう考えて行動するか?できない理由を探すのではなく、どうしたらできるのかを皆さんと一緒に考えていけたら良いなと思います。12月24日まで、皆さん、元気で頑張っていきましょう!」