全校生徒の皆さんへ(5/29「2年生の皆さんに贈る詩」)
- 公開日
- 2020/05/29
- 更新日
- 2020/05/29
校長室から
大淀中学校の全校生徒の皆さんへ
今日も元気に過ごせているでしょうか?
体調を崩してないですか?
家で困ったことはないですか?
何かあればいつでも学校まで連絡してきて下さいね。
今日は今度の2年生の集会で皆さんに贈ろうと思っている額の話を書きたいと思います。
全校生徒の皆さんもその意味を考えてくれると嬉しいです。
2年半ほど前の大淀ヒューマンタイムにも来ていただいた河村武明さんという絵描きでかつ詩人の画で
「ゆるしなさい ゆるすものは ゆるされるから」
と書かれた画です。
これを2年生の皆さんに贈ろうと思っています。
河村さん(以下たけさん)は実は私の大学時代の後輩に当たる方で、とても明るくよくしゃべり、ギターの演奏をさせれば本当に確かな実力を持っていました。
しかし34歳の時に脳梗塞で倒れ、死の淵をさまよった中で、一命をとりとめました。
その後、重い後遺症が残り、彼は言葉を失い、右手が麻痺してしまいます。
そんな絶望の淵から、画と言葉で自身を表現し、路上に正座して、画の販売を始めます。
私はそのことを知り、駆けつけました。たけさんは筆談でしたが、屈託のない笑顔で迎え入れてくれました。
そこで、私は当時勤務していた中学校に彼を呼び、「世界一無口な講演会」をしてもらったのです。たけさんが作った原稿を生徒が代読する形です。
たけさんにとっても初の講演会でした。病気を克服し、ハンデを乗り越えながら前に進み続ける彼の姿勢に多くの生徒が感動したことを今でも鮮明に覚えています。
それから16年が過ぎました。たけさんは日本全国500回以上の講演会を突破し、今年はニューヨークでも個展を開催しました。本当にすごいエネルギーです。
まだまだ進化し続けるたけさんです。
そのたけさんが描かれた画「ゆるしなさい ゆるすものは ゆるされるから」を2年生の皆さんに贈りたいと思います。
これからの生活、相手をゆるす心、思いやりの心が今まで以上に大切になってきます。
この菩薩さんの様な穏やかな心を持ちたいものです。
たけさんは今年の12月3日に大淀ヒューマンタイムに来てもらう予定です。
今日まで休校中、毎日お届けしてきました「全校生徒の皆さんへ」は来週から学校が再開されることを機に、ひとまず終了とします。
これまでお読みいただいて、どうもありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。