ちょっといい話—75—
- 公開日
- 2012/06/22
- 更新日
- 2012/06/22
学校の様子
まずはテスト終了、お疲れ様でした。
グラウンドにも、部活動の練習をする元気の良い声が戻ってきました。梅雨の合間の晴天です。鮮やかな青空の下、夏季大会に向けて練習再開です。夏季大会はこれまで以上に勝ちにこだわってください。あと1ヶ月で3年生最後の公式戦・・・。チーム一丸となって、いい雰囲気で1日1日の練習に集中していってください。
今日は新聞(北海道新聞)の投書より「ちょっといい話」を紹介します。ある中年の男性の方からの投書です。この話のように、親切の輪が、どんどん広がっていくことを願っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『本当の奉仕』
終電車の発車間際に飛び乗ったとき、乗車券は車内で買ってくださいというものですから、車掌さんが回ってきたときに財布を出そうとすると財布がなかった。小銭入れもない。どこかで落としたのだろうか。途方にくれたけれども、そのことを正直に車掌さんに言いました。
「すみません。明日、必ず営業所まで行きますから、今日は乗せてください」
ところが、この車掌さん、よほど虫の居所が悪かったのかどうか、許してくれない。次の駅で降りろ、と言うのです。次の駅で降りても家に帰る手段はない。ホームで寝るにしては、北海道の夜は寒すぎる。どうしようもなくなって困っていたら、横に座っていた同じ年格好の中年の男性が回数券をくれたんです。お礼をしたいからと言って、その男性に名前や住所をたずねたけど、ニコニコ手を振って教えてくれない。最後には借りたことを忘れて、なぜ教えてくれないのかと文句を言ったら、次のような話をしてくれたんです。
「実は私もあなたと同じ目にあって、そばにいた女子高校生にお金を出してもらったんです。その子の名前を何とか聞き出そうとしたけど教えてくれない。
『おじさん、それは私のお小遣いだから返してくれなくて結構です。それより、今おじさんがお礼だといって私に返したら、私とおじさんだけの親切のやりとりになってしまいます。もし、私に返す気持ちがあったら、同じように困った人を見かけたらその人を助けてあげてください。そして、またその人にも困った人を助けるように教えてあげてください。そしたら、私の一つの親切がずっと輪になって北海道中に広がります。そうするのが、私は一番うれしいんです。そうするようにって私、父や母にいつも言われてるんです』と私に話してくれました」
この話に中年の男性はものすごく感激されて北海道新聞に投書されたんですね。本当にいい出会い、本当の奉仕というのは、こういうことではないでしょうか。