学校日記

「夢をあきらめない」石黒由美子さん

公開日
2012/11/30
更新日
2012/11/30

学校の様子

11月28日にPTA連絡協議会 第31回研修集会が京都アスニーで行われた。本校からは小林PTA会長、藤井副会長、橋本副会長に参加いただいた。
 はじめに教育懇談会の報告が教育向上委員会長より私学高校と教育委員会の関係者との会議内容が報告された。もれなく丁寧な説明がなされていた。
 その後で石黒由美子さんの「夢をあきらめない」の講演があった。正直言って彼女を知らなかった。彼女は北京オリンピックのシンクロナイズドスイミング選手だった。それだけではない。
 小学校2年生の時にお母さんと乗っていた停車中の軽自動車に猛スピードで突っ込んできた車が正面衝突し、フロントガラスが頭、顔中に突き刺さり、口は耳まで裂け、顔面粉砕骨折、眼球打撲、網膜剥離、手足の骨折、顔だけ540針、口の中は260針縫い、一次、視力も聴力も失い、言語を失ったのだそうだ。何とか一命は取り留めたが、壮絶な人生が始まる。意識が戻ったときに「ぶつかってきた人は大丈夫だったんだろうか?」と母親に聞いたそうである。
 テレビのアンビリーバブルでも取り上げた。見た人もいると思うが、私は知らなかった。ビデオの最後に「シンクロでオリンピックに出る」と書いてあるノートが紹介されていた。
それは 「『シンクロでオリンピックに出る』ありがとうございました。」と書かれていた。HPでは棒線を引くことができないが、線で消してある。彼女はお母さんの勧めで幼い頃から「夢ノート」という大学ノートに小さな願い事を書いて、叶ったら消して、「ありがとうございました。」と書く習慣がついていたのだ。
 それはささやかな願いで、後で買った本を読むと「うんどうかいで1ばんになりたい」「ふでばこがほしい」「うんどうぐつがほしい」「かみがのびますように」「つりにいきたい」などが書かれていた。久しぶりに涙を流しながら聴いた。
本を買ったらサインと握手をしてくれた。そこで「あなたはどうしてそのようにポジティブに物事を考えられるのですか」と聞くと「おそらく、母のお陰だと思います。」と返ってきた。
彼女から聞いたエピソードは書ききれない。ぜひNHK出版の「奇跡の夢ノート」を購入して読んでいただきたい。お子さんと共に「夢ノート」を始めてみられたら。
私は始めようと思う。叶ったら棒線で消して、ありがとうございました。と書くのがポイントなのだろう。誰にありがとうか。叶えてくれた神様、仏様、目に見えぬ大きな力にありがとう、また頑張った自分にありがとうなのかもしれない。その感謝の気持ちが次に繋がって、次々にいいことが起こるのだろう。いい研修会であった。