学校日記

修学旅行3日目(最終日) ふ〜っ!

公開日
2011/05/20
更新日
2011/05/20

学校の様子

いよいよ修学旅行の報告も最終日になりました。二度行ったような気になり少し疲れ気味ではありますが、頑張って報告します。
 「朝食が終わったら、食べた器を同じもの同士、重ねて」の指示に、何を勘違いしたか、自分の食べたものを重ねて、授業員の仕事を増やしている子もいた。
 ホテルの入口で最後の学級写真を撮る。今回の旅行の楽しみは四万十川のカヌーとホエールウォッティングであったが、最終日のホエールウォッティングは高波のために中止になり、次回の楽しみに回すことになった。これは昨夜のレクレーションの時に生徒たちには伝えられていた。それに代わるものが、「カツオの擬餌針作り」と「天然塩作り」だった。昨日、「四万十川ツーリング」と「海釣り」ができなかった者に、最初にどちらにするかの選択権が与えられた。公平を期すために、なかなか上手に指導するなと思ってみていた。大人も子供も本当に民主的に考え、わがままを通す子がいないのに、少なくとも表面化しないことに驚かされる。
 私は、昨日「擬餌針作り」に入ったので「塩作り」に参加することになった。ホテルから30分ほど走ったところの細い道路の途中に小さな施設があって、一時的にバスを停め、素早く降りた。
生徒は16名、教師は3名、指導される方は大阪出身の温厚そうなご主人と大分県出身のてきぱきした奥様、そしてはつらつとした息子さんだった。3班に分かれて、活動した。奥さんの担当は塩を使ったエステ、はじめ塩作りの過程でできるものを手に付けて、手を塩もみする。2,3分して洗い流すと、弾力が違う。生徒も思わず「オーッ」。次に顔に付ける。手の実験が生きて、抵抗なくやる。弾力ともっちっとした感触がさらに「オーッ」となった。次は市販の塩とそこでの手作り塩の違いを食べて体験する。市販のものが辛いだけなのにたいして、甘ささえ感じるほどだった。それをトマト、キュウリに付けてうまい、うまいと食べていた。生徒が近くのI先生に「先生もやってみたら」と声をかけるが、「これでも化粧しているのよ」の返事に吹き出しそうになった。
息子さんは道路を挟んで反対側にあるビニールハウスで塩作りの過程を丁寧に教え、体験させてくれた。集めた水分をたくさん含んだ塩を二層式の洗濯機の脱水機の所に入れて、脱水する。するとホースから出てきた水分が「にがり」でこれは箱詰めして、京都南禅寺の順生におろしているとのこと。袋に残ったものが塩となる。
さてご主人の担当はその塩にゴミがないか探すこと。実に地味な仕事である。なかなか見つからないが、懸命にやっていた。最後にその塩を小さな瓶に入れてプレゼント。
この小屋ともいえるような施設はあの漫画「美味しんぼ」で紹介されていた。
最後のあいさつが終わった後、一人の女の子が、指で丸を作って「これ儲かりますの?」とストレートを投げた。「えっ、塩作りの仕事をしたいと思っているのか?」と私が聞き直すと「はい」と応える。奥さんが、「たいした儲けにはならないけれど、何とかやっていけます。」と応えていた。
それぞれに楽しい体験をして迎えに来たバスに乗り、最後の昼食場所へ行った。ここが最後のお土産タイムでもある。それぞれに買い物を楽しんだが、楽譜を持ってきて、打合せをしている吹奏楽部員もいた。こんなところに来てまで。
バスは順調に流れて瀬戸大橋でトイレ休憩をした。近くで見るとさらに迫力がある。
展望台から見る景色は絶景だ。生徒が「展望台、ただだぞ!100円いるのは望遠鏡だけだ。」と叫んでいた。割と生徒が少ないと思えたのは、そのような勘違いがあったようだ。このようなことは人生には多いのかもしれない。風評被害とは違うかもしれないが、自分の目、耳、行動で確かめてみることだ。
 中国道も名神高速も心配された渋滞もなくスムーズに流れ、京滋バイパスまでやってきた。今年3月に開通したという山科への高速を使うともっと早く到着することができた。結局、傘を差すような機会はほとんどなく、体験型修学旅行は無事に終了した。降りるときにガイドさんが「修学旅行は行っているときも楽しんですが、時間がたつほどにまた楽しさが増してくるのです。」というようなことを言っていた。まさにそうであろう。今回の旅行は子供たちがやがて、お父さん、お母さんになったとき、自分の子供に語れるものになったであろう。旅行は決して安いものではありませんが、「お金は天に向かって積め」と言います。親は大変ですが、生きたお金になりました。ありがとうございました。
どのような修学旅行であったか少しは理解していただけたでしょうか。これで閉めたいと思います。