盲導犬ダッシュと久保さん来校
- 公開日
- 2011/02/25
- 更新日
- 2011/02/25
学校経営の基本方針
昨日、生徒達、教職員、地域の皆様の本当に涙ぐましい協力があっての缶のリサイクルによる収益金を関西盲導犬協会へ渡す贈呈式が体育館で行われた。その代表として久保さんが来られた。十数年前、この方の講演をきっかけに始まった取組がMDR活動である。
服を着せられた盲導犬ダッシュが久保さんと来校、生徒に拍手で迎えられた。ダッシュは大勢の人に臆することもなくマイペース、これが盲導犬としての資質の一つなのだろう。生徒会から盲導犬についての説明がパワーポイントを使って紹介され、生徒会から支援金の贈呈、協会から感謝状が渡された。その後、ステージでデモンストレーションが行われた。壁があると行く手をふさぐように、人の前に立って行かせないようにする。階段は盲導犬から先に下りる。人は右に立ってハーネス(胴体に装着する胴輪)を持つ。生徒も興味深げに見入っていた。
その後、MDR係りと生徒会本部役員とで質問会が行われた。質問の一つに「どのようして名前をつけるのですか」というシンプルな質問に、連れてこられた盲導犬ダッシュ(dash)の兄弟が全て、Dで始まる名前になる。それで兄弟がすぐに分かるのだそうだ。ダッシュ(dash)から生まれた子供はすべてEで始まる名前になっていく。
「どうして盲導犬協会で働くようになったのか」の質問に、学生時代に雨の降る日に横断歩道を渡ろうとしては引き返す変わった人を見かけた。観察している内にその方が目が不自由で、雨の音と車のタイヤの音に躊躇していると分かって声をかけた。自分はカサがなかったのだけれど自分がカサに入れて欲しいから声をかけたと思われるのが嫌で、自分はずぶ濡れになって送って行った。自分の家とまったく反対の方向へどんどん歩いて行かれるので、途中、少し後悔をした。(正直)でもある程度まで来ると「後は自分で帰れますので」とお礼を言って帰られた。その時「一から十まで全てする必要はないんだ。しない方がいいのだ」と思った。このようなきっかけからこの道に進んできたと。
またすごいタイミングで地域の方が缶を持って体育館前に来て下さったのにも遭遇し、このようなささやかな積み重ねが大きな流れに繋がっていくと感じられて良かった。
帰りに「盲導犬協会で働いてみたいという子どもに伝えるのに、その資質は何ですか」と聞くと、犬と言うよりも目の不自由な方に接することの方が多いので、人が好き、そういう方のために尽くすというような、福祉の精神が大切です。」と言われた。確かに盲導犬協会では犬の訓練をする人ばかりでなく、経営のために事務で頑張っている方、広報活動に力を注いでいる方、必要としている方との応対、様々だろう。でも共通して人の幸せのために役立ちたいという想いが有り、そのことが一番大切なことである。
盲導犬協会の通信に載せられると言うことで写真を数枚送った。すぐに下記のような返信があったので紹介しておきます。
関西盲導犬協会の久保です。早速写真を送信していただき、ありがとうございました。
毎年、醍醐中学校に伺い、生徒会の皆さんからの寄付を受け取らせていただいて、いつも緊張しています。生徒会の皆さんのがんばりや、先生方のご支援に心より感謝申しあげます。本当にありがとうございました。
3年生はもうすぐ高校入試、そして卒業式ですね。私事ながら、我が子も中学3年生なので、しばらく落ち着かない日々を過ごすことになりそうです。先生方も大変な時期と思いますが、くれぐれもご自愛ください。
社会情勢も自然界も何か大変な様相がある中、人とのふれあいの温もりを感じた時間であった。
■ 関西盲導犬協会
http://www.kansai-guidedog.jp/support/volunteer/blog/index.html