「育て、鍛え、育む」
- 公開日
- 2012/11/02
- 更新日
- 2012/11/02
校長室から
「家庭では育て、学校では磨き、地域・企業では磨く」とあります。これはある教育誌の見出しです。家庭では子ども中心になりがちです。それで良いのではないかと思います。これから生きる若い命に光、水を与えて育てることは欠かせません。十分に育ってほしいと親は願うものです。その家庭で育った子供が集まるところが学校です。一人ひとりの子どもはそれぞれの家庭の価値観や考え方を受容しています。それぞれの家庭の個性をもった多くの子ども達が学校に集まってくるのです。多くの子どもが集まる学校の果たす役割は子どもの受容した「違い」を繋ぐところにあります。言えば、社会のルールや世間の価値観を有する社会性や人と連帯して行動しようとする協調性を育てることです。これは本来、家庭だけでは育みにくいものです。そして道徳や倫理観という人としての共通性を育てるのも学校の役割です。企業では「報・連・相」が欠かせないと言われています。一人で考え行動することは当然ですが、チームとして働くことが多い企業では仲間や上司と報告・連絡・相談といったコミュニケーションをとりながら仕事を完結していきます。その毎日の繰り返しで企業人が育まれていきます。このコミュニケーションの基盤が社会性、協調性、共通性です。家庭と社会との架け橋になる学校に対して、社会性や協調性、共通性をしっかりと育成することを「鍛える」という表現で述べられているのではないかと思います。