「人間は変わるし、変化すべき」 =積極的変化=
- 公開日
- 2012/05/09
- 更新日
- 2012/05/09
校長室から
<校長室だよりNo3より>
「小学校のときから素直でなかった」という歌手であり、作詞・作曲家の井上陽水さん。おそらく40歳から60歳ぐらいの方の多くは「井上陽水」という名前を知っておられるのではないかと推察します。その井上陽水さんは、小学校時の朝礼で校長先生が「1歩ずつ前に進む努力をすれば、立派な人になれます」と話されたとき、「うそだ」とは思わないにしても、無抵抗で受け入れることは出来なかったと言います。しかし最近は校長先生の話も大事なんじゃないかと思うようになったそうです。校長先生の話を疑った当時から、大事なんじゃないかと考えるようになった今の自分を振り返り「人間は変化するし変化すべきだ」と言っています。
「人間は変化するし」と「変化すべきだ」の言葉にある2つの「変化」の言葉には意味合いが違っているように思います。「人間は変化するし」の変化に」は年齢を重ねて風貌が変わること、社会的責任を背負ったり経験を積むにつれて人生観などが自然と変わることなどを指し、「人間は変化すべき」の変化には、強制の意図があって自分自身を意図的に変化させることを述べています。この変化は「成長」という言葉に置き換えて良いのではなかいと思います。ここでの「成長」は自然発達のことではなくて物事の考え方や捉え方、感じ方を何かをきっかけにして積極的に変える意味合いがあります。この変化いのきっかけを自分自身で意識して積極的につくって成長を遂げることを「変化すべき」という表現で述べているのではないかと思います。井上陽水さん自身は歌手でもあり作詞・作曲家でもあるので作詞・作曲をとおしてこれまでとは全く違う歌を意識してつくることで自分の変化を作り出すことを考えておられるそうです。では私たちはその積極的な変化をどのように捉え、どのように行動にうつせばよいのでしょうか。
以前に(4月の2,3年生だけでの集会)出来ないことが出来るようになることが変化であると述べたことを覚えているでしょうか。やろうとして出来ないことだけではなく、手つかずで出来ていないことも含めて、出来るようになることが積極的な変化です。
さて、新学期が始まって1ヶ月が過ぎました。1ヶ月前の4月当初に考えていた目標や夢を今は横に置いてしまって、忘れかけてはいないでしょうか。自分自身を「変化すべき」存在、積極的に変化させる対象として捉えて日常の中で変化、成長できるように奮闘しているでしょうか。連休が終わり、普段の生活に戻りました。「初心忘れず」に積極的変化に努力してほしいと思います。