学校日記

「木陰の物語」

公開日
2012/01/19
更新日
2012/01/19

PTA

昨日「中P連研究集会」が京都アスニーで午後2時より開催されました。講師に団 士郎氏をお迎えしてお話をうかがいました。団氏は立命館大学の大学院で教授をされていますが、家族臨床心理家もされています。京都府の児童相談所で相談業務をされていた経験から多くの子育てや家族の相談に応じてこられました。その経験からくる2時間にわたるお話は、説得力がある一方で巧みな話術から繰り出される団氏自身の相談業務等で獲得されてきた人間観や世界観には学ぶことが多く、少し心にゆとりもてる研究集会でした。団氏の著書である「木陰の物語」は実話から家族のありようについてストレートに描かれていて、団氏自身のイラスト入りで紹介された作品です。団氏のお話は、家族の問題で悩んでいる人が多いけれども、そのような人は世の中にいっぱいる。自分だけが深刻になっているという近視眼的な捉え方や窮屈に固まった考えに陥いらないように回りを見て自分を振り返ることが大切であるという主旨のお話や、人は助けてくれるものという考え方で生きていくのが生き方としては楽で、そのためには自分自身が多少とも他人や世間におせっかいや出しゃばることが大事であることを教えていただきました。考えてみれば、思い悩んでいるときは垂直思考になっていて回りを見る余裕がない場合が多いと思います。また核家族の社会で「向こう三軒両隣」も死語に近くなっていることもあらためて思い起こしました。自分のこと、家族のこと、世間のありようのことを振り返る良い研修となりました。