集団行動
- 公開日
- 2012/01/06
- 更新日
- 2012/01/06
校長室から
お正月の番組に日本体育大学の「集団行動」の取組に密着したドキュメントがありました。ゆっくり見る時間がなかったので録画しておいたものを昨日見ました。「集団行動」は日本体育大学が2年に1度開催している「体育研究発表実演会」の中の1つ発表で、それまで顔を合わせたこともないメンバーが集まって行う演目であると紹介されていました。「集団行動」は男子学生寮で過ごす800人の学生に規律ある生活を身につけさせようと指導されたのが始まりだそうです。
今回の「集団行動」では大会史上初めて女性だけのチーム編成をし、男性同様の一糸乱れない動きに挑戦をしたことが話題となっていました。画面に映るその変貌自在に隊列を変える動きは海で泳ぐ魚の群れのように感じさえするものでした。練習に一人あたり400キロメートルを歩いた勘定になるそうです。隊列が交差する際には振った腕がぶつかりあい拳が林檎のように腫れあがっていたり、足にテープを巻きつけた痛々しい姿を写す画面から彼女たちの懸命さが十分に伝わってくるものでした。
学校教育で集団行動や全体行進と聞けば、やや胡散臭い感覚を想起する傾向がないとは言えませんが、今回のような女学生のように生徒が相互に信頼し合う協調性が集団行動のようなマスゲームを通して培えるのであればむしろ必要なものであると思います。
今、教育現場では学習規律が叫ばれ求められています。教室内の規律、学校内の規律、家庭内の規律、社会全体の規律が相互に関連しあっているのは言うまでもありません。社会の中で相互に関連しあう規律について集団行動に取り組んだ女子学生から考えさせられた思いです。