学校日記

「自分の命を大切にするとは、・・・」

公開日
2011/12/22
更新日
2011/12/22

校長室から

明日から冬休みにはいります。寒い日が続くので風邪やインフルエンザに十分に注意してください。先週、胃の検査を受けに病院へ行きました。胃の検査にはいろいろあって私が受けた検査は内視鏡検査です。内視鏡検査とはケーブル先に内蔵されているカメラを口や鼻から挿入して胃の中を直接見るものです。鼻からの検査に使用されるカメラは直径5mm程度の太さのケーブル先についています。口からの検査に使用されるカメラは、もっと太く10mm程度のケーブル先にあって、苦しい思いを私は何度かした経験があります。今回はその苦しさが少ないと言われている鼻からの内視鏡検査を受けました。鼻から喉、食道、胃へとカメラが通る際、カメラが通る部位によっては苦しい処がありましたが、口からと比べると随分と楽でした。検査結果は特に異常はありませんでしたが、40歳を超えれば毎年この検査を受けるように医師から勧められました。
数年前、私の身近な方で内視鏡検査で癌が発見された人がいました。より詳しい検査をした結果、いわゆる「手おくれ」の状態であることを知らされました。余命数カ月の告知。その方は告知されてから毎日の過ごし方が変わりました。残された命を大切に、毎日を大切に生きようとされたのです。これからの家族のこと、仕事のことなどを考えて前向きに毎日を過ごそうとされました。死の告知をされた人は毎日の生き方が変わると言います。
さて、普段の生活で死をあまり意識せずに生活を送っている私たちも、必ず死を迎えます。これは誰も避けられません。明日という日は必ず来ると思いこんでいる私たち。その私たちの今日という過ごし方や明日の迎え方を死の告知された人にはどのように映っているでしょう。死を迎える時期は人さまざまです。タイミングが早いか遅いかです。そう考えれば、命あって今日を生きていることに私たちは感謝し、その毎日を大切に生きることが自らの命を大切にすることにつながる、そう私は思うのです。
今日で懇談会が終わり冬休みを迎えます。1年を振り返り反省することがあると思います。その反省を今日、明日の自分自身に生かす努力をしてほしいと思います。今日という日を昨日の自分を乗り越える努力をする日にしてほしい、そう思います。
今月はどの学年も人権学習に取り組みました。今回の校長室だよりも「命を大切にするとは・・・」というタイトルで記しました。人権の基盤にあるのは命の尊さです。その命を大切にすることについて具体的に一人ひとりに考えてほしいと思います。
<校長室だよりNo10より>