夏休みは航海と同じ
- 公開日
- 2009/07/17
- 更新日
- 2009/07/17
校長室から
吉本興業で活躍している間寛平氏がアースマラソンに挑戦しています。直近のニュースでは、アメリカ大陸から大西洋を横断してフランスに向かっている様子を放送していました。その後は陸路で欧州横断に向かう予定だそうです。そんな間寛平氏を画面を通して拝見し、人並みはずれた凄い精神力の持ち主だとつくづく感心しました。心から応援したいですね。
さて、間氏は陸も海も横断していますが、皆さんは陸、海を横断するのにどちらが条件としては厳しいと思いますか。陸地は目の前に道があって、その道の上を走れば遅かれ早かれ目的地にたどり着きます。道に迷えば、誰かに道を尋ねれば解決できます。走るのに疲れればペースを落とせば少々遅れるけれどもたどり着きます。陸地では目的地に向かう道が必ずあるので、事故を除けば心配いりません。しかし、海原では、陸地でいう道がないので、その道を探り出すことから始めなければなりません。そのためには地図を広げ、現在地をわりだして目的地への方向と距離を羅針盤やコンパス、定規を正確に使って探る作業を嘗ては行いました。今では全て機械化されていると思いますが、いずれにしても海路が探り出さねばなりません。加えて海原では潮の流れや天候にも影響されるので、一つ間違えば生命に関わることにもなってきます。ですから陸地とは勝手が大きく違います。
そここで、皆さんは学校生活においては陸地か海原か、どちらを走っている事になるのでしょうか?学校に来れば、時間割の通りに従えば一日が全て終了します。そう考えると陸地ということになるのでしょうね。学校には時間割という道筋があるので、それに乗れば下校にたどり着くわけですから。では夏休みはどうでしょうか?夏休みの一日一日には、学校での時間割にあたる時間の区切りがありません。したがって、自分で時間の区切りをつけて、一日の目標(めあて)や過ごし方といったことを自分で決めなくてはなりません。ということは、夏休みは海原で航海することと同じことになります。海原で航路を探り出すことは、夏休みに置き換えれば、目標を見据えて、その達成に向けて一日に時間の区切りをつけて実行するということになります。その時間の区切りを日課といいます。日課表にはそういう意味があります。夏休みの目標をしっかりもって日課表をつくって、目的地にたどり着けるように努力してほしいとい思います。そうでなければ夏休みという海原で迷走しかねません。
間 寛平氏は、夏休みの目的や日課表どころではない詳細なスケジュールを作成して、アースマラソンにチャレンジされていると思います。
間氏に倣って、
「夏休みは航海と同じ。自分の航路を探りだし、目的地に只管(ひたすら)に進め」
です。
=夏休み前全校集会での校長の話から一部を修正引用=