「目標があるから喜びや悲しみが生まれる」
- 公開日
- 2011/07/20
- 更新日
- 2011/07/20
校長室から
=「校長室だより 第5号」から全文抜粋=
明日21日から夏休みに入ります。夏休みは34日間あります。ということは34日後は授業が始まります。「始まり」は終わりへの始まり、「終わり」は新たな始まりです。夏休みが始まったと思えば、その終わりがあること考えて夏休みでやるべきことをしっかりやりきること。そして夏休みに終わりを迎えれば、その後の学校生活をしっかり考えて行動することです。こういう事を言われると、息が詰まるように感じる人がいるかもしれません。あえて大袈裟に皆の歩み道を人生という言葉で使うと、人生には切れ目がないのです。切れ目があるのは1回きりです。その1回とは死を迎える時です。ですから、この切れ目があるまで人生は繋がりの連続なのです。この繋がった人生を豊かなものにするのが目標です。「豊かな人生」とは、喜びも悲しみも怒りもある人生のことです。喜びだけの、悲しみだけの、怒りだけの人生は単調です。喜びだけの人生があるとすれば喜びにマヒして何が喜びなのかがわからなくなるのではないかと考えてしまいます。これは逆に不幸です。人生は喜怒哀楽があってはじめて幸せなのだと思います。その喜びや悲しみはどこから生まれるのかを考えると、皆も経験があると思いますが目標や願い事が叶った時ではないかと思うのです。悲しみ、怒りは目標や願い事から外れたときに生じる感情です。私たちの人生には目標や願い事がなければ豊かなものにはならないのです。
さて、夏休みを迎える1週間前から懇談会を開きました。懇談会では成果のあった事、課題として残った事が話し合われたと思います。成果があれば喜んで欲しいですし、課題が残ったことについては、無念の気持ちをもって欲しいと思います。ここで大事なことは、成果があっての喜びや無念の気持ちは瞬間の出来事です。いつまでも持続できるものではありません。夏休みに向けて目標をもって行動に移せば、もう成果と課題は過去のものとなります。成果は次の成果を約束してくれませんし、課題は、次の課題になるとは限りません。大事なことは成果と課題を踏まえて夏休みをどのように過ごすかということです。それには目標が必要になるのです。バレーボール全日本女子チーム前監督の言葉です。
「目の前に壁が出てきても、目標を失わずに努力を続ければ必ず壁がドアに変わる瞬間があるそのドアを開けるのは過去の実績でも他人でもない。自分自身でしかない」
「壁がドアに変わる瞬間」は、目標をもって頑張る人にしか体験できません。
夏休みを迎えて第1セットが終わりました。まだ、勝敗は決まっていません。目標に向かってほしいと思います。掴みとれ、君の目標!
<画像は京都新聞からの転載です>