学校日記

目標を立てれば生活が変わる<全校集会から>

公開日
2011/01/07
更新日
2011/01/07

校長室から

昨年の年末にある高校のバドミントン部を訪問しました。体育館で練習を始める前に1日の練習メニューが書かれている白板に目がとまりました。そこには「目標なき者に成功なし、目標がその日その日を支配する」とありました。一つの目標に突き進む集団によく見られる文言です。逆に言えば、目標のない集団からはこのような文言は生まれません。この言葉をみて元広島東洋カープの衣笠選手が講演で話されたことを思い出しました。衣笠選手が球団から「あと1年でクビ」を言い渡された時、チーム練習しかしてこなかった自分自身に気づき、自分の遠くへ打って飛ばすというアピールポイントを伸ばすことに取り組む決意をされたそうです。
時速150kmのボールを打つ為には150kmの速さでバットを振れば打つことができる。打てばバットの方がボールより重いから必ずヒットなりホームランがでるはず。
150kmの速さでバットを振るためには上・下半身がしっかりしていないと振り切れない。だから足腰を鍛えるために走り込み、上半身もしっかり鍛える。身体の筋肉を鍛えると疲れが溜まってくるので、疲労をとるために睡眠時間をしっかりとる。筋肉を最大限の効率の良さで鍛えるには筋肉をつくるタンパク質(アミノ酸)が必要となるので肉を食べなければならないが、同時にアミノ酸を効率よく体内に取り込むには野菜が欠かせないので野菜も一緒に食べる。これまでの肉中心から野菜を加えたバランスのとれた食生活に切り変えた。つまりスピードの速いボールを遠くに打つには1日の中に身体を鍛えるトレーニングの時間をとり、鍛えた身体を癒すために睡眠時間をたっぷりとり、トレーニングが効果的な結果を生むような食生活にした。
という内容でした。追い詰められた衣笠選手が目標をしっかり立て、その目標を達成するために何をしなければならないかを自分自身を見つめ直し、身体を鍛える時間、身体をつくる食事、身体を休める睡眠を毎日のスケジュールの中に取り入れ実行したという事です。結果は花が咲き、「鉄人衣笠」と呼ばれるまでになりました。
さて、ここで衣笠選手から学ぶことは、本気で目標を立てれば生活が変わるということです。クビを言い渡されるまでチーム練習で言われたことしかやっていなかった自分に気づき、チーム練習に加えて自ら考えた練習メニューに取り組んでこれまでの生活を180度変えてしまったのです。目標を持つということは、そういうことなのだと思います。目標を達成するためには、大なり小なり生活のリズムが変わるはずです。新年を迎えて目標を立てた人が多いと思います。目標達成にむけて生活を振りかえりながら歩んでほしいと思います。