「模範を示す」
- 公開日
- 2013/06/24
- 更新日
- 2013/06/24
校長室から
以前にも紹介したお話ですが、バスの中でお年寄りに席を譲っている中学生のグループを見かけたことがありました。修学旅行の班別研修なのでしょうか、制服姿で行程表などをもった男女6人グループでした。何人かが座っていたのですが、乗ってこられたお年寄りに気付いた1人の生徒が席を譲ると、一緒に座っていた生徒たちも立ち上がって席を空けていました。そんな光景を見ていて、大変うれしい気持ちになったのですが、席を譲った中学生たちは何となく恥ずかしそうな様子でした。
当たり前のことをしたと考える人もいるかもしれませんが、当たり前のことがなかなかできない世の中で、自然に当たり前のことができたことはすばらしいことだと思います。人に言われてではなく、自然に体が動く、それが身に付いた人間性です。このような心優しい行動ができる生徒たちをどのように育てていこうかと考えたとき、こうしなさい、ああしなさいという指示を出すことも必要ですが、やはり、大人が自らが進んで動くことだと思います。そうした大人たちの姿を見て、子どもたちは学んでいくのだと思います。
「今日も一日、一緒に頑張ろう。」という気持ちを込めて、朝校門に立って「おはようございます。」と挨拶を続けています。多くの生徒たちが元気よく、そして、気持ちよく挨拶してくれますが、会釈するだけの人やなかなか挨拶できない人もいます。頭では理解していても、気恥ずかしさからか挨拶を交わせない人がいます。では、どうするのかと言えば、「挨拶をしましょう。」と呼びかけることも大切ですが、こちらから挨拶をし続けることだと思います。ひたすら続けることです。何事につけても、一日や二日で、短期間で結果が出るものではありません。やはり、大人が「模範を示す」ことが大切です。
日々、取り組んでくれている生活委員さんにも「模範を示せる」ように、大きな声で挨拶を続けていきたいものです。