「育てる」
- 公開日
- 2010/07/23
- 更新日
- 2010/07/23
学校の様子
7月初めに「緑のカーテン」を目指して南校舎1階の3年教室など一部分に、ゴーヤと朝顔をプランターに植えネットを張りましたが、わずかの期間に蔓がのび、次第に葉を広げて、早いものはもうすぐ2階に届く勢いです。さらに生長して、少しでも建物の温度上昇を抑えてくれることを期待しています。
短期間でその姿を変えていく植物の成長には本当に驚かされます。四書の一つである「孟子」(孟子が孔子の道を祖述して仁義を説き、あるいは遊歴の際、諸侯および弟子と問答したことを記した書。)に出てくる「助長」という言葉を思い出しました。
例え話として用いられたものですが、「昔、宋の国の農夫が植えた苗が大きくならないので、悩んでいました。ある日、その男が疲れ切った様子で家に帰って、家族に向かってこう言いました。『今日は本当に疲れたよ。苗がのびるのを助けてやろうと一つ一つ引っ張ってやったんだ。』それを聞いて驚いた息子が急いで畑に行ってみると、根が浮き上がり苗はすっかり枯れてしまっていました。」というものです。
「助長」という言葉の意味として、(1)物事の成長・発展のために外から力を添えること。(2)急速に成長させようとして、無理に力を添えてかえってこれを害すること。(広辞苑第5版)が挙げられます。
この例え話では力を添えたことによって、これを害してしまったということになります。子どもを育てる、人を育てるということについても、大人として、「よい意味での助長」を心掛けなければならないということではないでしょうか。