「乗り越える」
- 公開日
- 2010/11/16
- 更新日
- 2010/11/16
学校の様子
後期中間テストを目前に控えて「土曜学習」をはじめ、「テスト対策」で頑張っている生徒の皆さんの姿をよく見かけます。周りにいる私たちには、「頑張ってるなあ」「頑張りや」と声をかけるか、分からないところをアドバイスしたり、学習環境を整えるぐらいしかできないのです。勉強については、自分自身がその必要性を意識し、しんどいながらもコツコツと続けていくことによってしか、様々な「力」はつかないと思います。
勉強することや勉強を続けることを辛いことのように感じ、「自分を育てている」というような発想はできずに、誰かに無理矢理やらされていると思っている場合もあるでしょう。世の中の様々なことに惑わされず、学校という環境にあって、勉強することに集中して打ち込める、恵まれた今の自分たちの状況をしっかりと理解できていないのかも知れません。
昨日紹介した現パナソニックの創業者である松下幸之助さんが、その著書の中で、小学校の途中から丁稚奉公に出され、勤めている店の前の同い年ぐらいの子どもが毎日学校へ出かけていく姿を、どれほどうらやましく思ったことかと書かれていました。
学校というものを卒業して「社会人」となった人が、忙しく繰り返される日々の中で、スポーツや勉学に親しむことができた学生時代のころが懐かしく思い出され、もう一度学校での生活をやり直してみたいと考えたことのある大人は少なからず存在するのではないでしょうか。
生徒の皆さんにとっての「仕事」である勉強に取り組むことは、ただ知識や能力が向上するというだけではなく、辛いことに立ち向かったり、しんどさを乗り越えたりする経験が、今後の人生においても大切な意味をもってくると思います。