西院の子は 西院で育てる の心意気が・・・
- 公開日
- 2014/12/24
- 更新日
- 2014/12/24
校長室から
君たちはこのように育まれており、それをこんな風に感受している子どもたちも、すばらしい!
第11回社会を明るくする運動 右京区作文コンテスト 右京区長特別賞
第64回社会を明るくする運動 京都府作文コンテスト KBS京都賞
の受賞作品を紹介します。
『地域コミュニティの果たす役割』
西院中学校3年 長谷川 想哉
「社会を明るくする運動」というテーマをふまえて、私の暮らす地域のコミュニティの様子とその果たす役割について考えたいと思う。
日常生活の中の最小の地域のコミュニティと言えば「町内会」だろう。私が住んでいる地域の町内会は、「南平町西部」といい、一組から十組で編成された約七十世帯で構成されている。
町内会の行事として、区民運動会への参加や、地蔵盆、日帰り旅行などがあげられる。またそれ以外にも有志による企画会議や忘年会、行事ごとの打ち上げ会なども行われる。
私が属する町内会の特徴は、これらの行事の大半が、幼児から小中高生、大学生や三十歳から七十歳までを含む幅広い年齢層で行われるということだろう。私は現在中学三年生だが、私自身も物心ついた幼児の頃から町内会に参加している。数歳年上の成人の先輩たちは、打ち上げや反省会では大人に交じりお酒を飲んでいる。私もお酒こそ飲んではいないが、大人達との会話を楽しんでいる。でも、それも長くは続かない。年下の子ども達が、向こうで遊ぼうと誘ってくるからだ。大人たちとの会話に未練を感じながらも私は移動する。しかしそれも仕方がない。僕の手を引く子ども達は数年前の僕の姿だからだ。
親同士が親しくなれば定期的にお互いの家で夕食を食べる。親だけが行くのではなく、家族全員が招かれ、家族全員を招く。当然のように年齢も性別も異なる相手家族の子ども達と親しい関係が築かれることになる。このような人間関係は、当然普段の生活にも影響を及ぼす。私が朝、登校途中にすれちがう町内のおじさんは「学校がんばれよ」と声をかけてくれる。私が学校から、または塾から自宅方面に向かって歩いていると、顔見知りの町内のおばさんたちが「おかえり」と声をかけてくれる。私は、道路で見かける自転車に乗った近所の子ども達に「車に気を付けろよ」と声をかける。挨拶が多くて大変なほどだ。
こんな環境では、横道にそれることもままならない。私がもしタバコを吸いながら歩いていたら近所のおばさんが私の口からタバコをむしり取るだろう。もし私が深夜に街を徘徊していると、酔っ払った近所のおじさんに家まで送り届けられてしまうだろう。私は私自身の意思に関わらず、健全に成長するしか道はないと感じている。またそれ以上に、町内の人々に恥ずかしい姿は見せられないと思っている。このように、私が住む地域のコミュニティは、私自身の生活を明るくするために重要な役割を担っている。もちろんこのコミュニティは、社会全体と比べてあまりにも小さい。「社会を明るくする運動」という大きなテーマから考えると、私が紹介したコミュニティはあまりにも小さな存在だ。それはまるで蜜蜂の巣の穴のたった一つのようなものかもしれない。しかし、地域コミュニティはたくさんある。蜜蜂の巣穴の一つ一つが集まって大きな巣ができるように、私が所属するような、小さいが温かい地域コミュニティが集まり、語り合い、連携していくことで、社会全体を明るくする大きな力が生み出せると私は考えている。だからこそ私はそのコミュニティの存在を継承し、発展させることが、私のできる「社会を明るくする運動」だと思っている。これからも地域の人達とともに、ささやかではあるが確かな行動を続けていこうと思う。