1月24日 石川県の中学生は今
- 公開日
- 2024/01/24
- 更新日
- 2024/01/24
学校の様子
みなさん、おはようございます。
寒い朝になりました。天気予報によると、冬一番の強い寒気が流れ込み、路面の凍結や積雪が心配されています。地震で大きな被害を受けた石川県では、まだ多くの人が避難所生活を余儀なくされ、また断水が続くなど、苦しい状況が続き、そこにこの寒さが加わり、苦しさに拍車がかかるのでは、と心配する声がたくさん上がっています。
そんな中で、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市の中学生258人が17日、ふるさとを出発し、約100キロ離れた石川県白山市に集団避難しました。珠洲市と能登町の中学生計144人も21日から、金沢市に集団避難。2市1町の中学生計約400人が親元を離れて学ぶことになりました。
この集団避難は、生徒の学習機会を確保する目的です。安全な場所で学校が再開することは、日常生活を取り戻す第一歩となり、心の安定につながることが期待されています。
「震災後の一連の経験を経て心が成長し、避難する選択をした子、しなかった子、それぞれが互いの選択を思いやる気持ちが生まれます。」
とある大学病院の医師は話されています。
その一方、傷ついた生徒の心のケアや地元に残る生徒への対応など課題は多いと言われていて、子どもたちは、集団避難で自分だけ離れて安全な場所に移ることを
「家族を置いて逃げてしまった」
と感じ、強い罪悪感にかられたり、地震のショックに加え、長期間、親元を離れなければならない子どもたちは強いストレスを感じる可能性があり、さきほどの医師は
「保護者が、『これまでどんな思いを持って育ててきたのか』『なぜ避難が必要なのか』など、悩んだ過程も踏まえて伝えることで、子どもの心の安定につながる」
とアドバイスしておられます。
中学生たちは
◆2カ月間という長い月日、離れるというのは、さみしいなという思いがある。(中3Kさん)
◆今日は、わくわくして朝起きた。友達と会いたかったから。離れるのは2カ月で長いけれど、心配せずに勉強したいと思う。(中3Sさん)
◆家が全壊してしまったので、勉強する場所もないので、安全な場所に子どもを移せてありがたい。(Sさん母)
◆家族と離れるのはさみしいけれど、みんなと行けるのなら良かった。(中2Yさん)
◆地元の輪島高校に行こうと考えていたけど、地震で行けんかも。どこの高校に行くかまた考え直さんと。(中3Sさん)
◆他の人はすでに地元を離れたり、集団避難を決めたりしていて、1人になってしまうので、行かないという選択肢はありませんでした。(中2Hさん母)
◆不安はないが輪島を離れるのは寂しい。(中1Mさん)
◆2カ月勉強が遅れるのは怖い。(中3Yさん)
◆また地元に戻りたい。帰ってきた時にきれいな町やったらいいな。(中1女子)
◆今の状況だとなかなか勉強できない。勉学に励むためにも集団避難を選択した。大学卒業後は輪島に戻ってきて、復興を手伝いたい。(中3Kさん)
たくさんの不安を抱えながら集団避難を決めた中学生、逆に残ることを決めた中学生。どちらの中学生たちも、前を向いて歩んでくれることを祈るばかりです。
『知っておくこと』『忘れないこと』
私たちができることの一つです。