12月6日 「あの夏を取り戻せ」プロジェクト
- 公開日
- 2023/12/05
- 更新日
- 2023/12/05
学校の様子
みなさん、こんにちは。
ニュースで『「あの夏を取り戻せ」プロジェクト』のことを耳にしました。
それは、先週のことでした。
2020年5月20日、甲子園大会中止・・・。
そして3年後の2023年11月29日、全国から45校 42チーム、約700名の「あの夏世代」の元高校球児が甲子園のグラウンドに集まり、心の中に残る過去に終止符を打ち、未来の扉を開けました。
全チームのシートノックや有志で集まったブラスバンドの演奏する夏の甲子園の行進曲に合わせた入場行進、開会式、特別試合などがおこなわれました。甲子園で試合が組まれた4校を除く41校は、それぞれ5分間の内野ノックを実施して聖地でのプレーを体験しました。選手たちはグラウンド上で弾けんばかりの笑顔をみせ、時折感無量な様子の涙を流しながら、元気な声が甲子園のグラウンドに響き渡りました。また特別試合ではあの夏になる予定だったプレイボールのサイレンが鳴り、甲子園には元高校球児たちの声と観戦者たちの声援が響き渡りました。
限られた時間の中、行われた2試合。抽選で引き当てたチームの1つが、愛媛のある高校。当時の主将Kさんはこう言います。
「これから一生ふとした時には、甲子園に行きたかったなと思いますし。同級生と集まっても、甲子園行けなかったなという話にもなると思うので。自分が死ぬまで一生ついてくるものだと思います。」
「夏は、あんまり甲子園はよく見られないです。嫉妬というか、しょうがないんですけど。純粋に甲子園を見られないというのが、ずっと続いています。夢が一気に潰されてしまった感じがあった最後の夏でした。」
そして、待ちに待った高校野球の聖地。3年ぶりに高校時代のユニフォームを身にまとい、仲間と共に足を踏み入れました。時間は70分限定、いざ夢舞台が始まります。
「やっとこのメンバーで、甲子園という舞台で野球ができるんで。絶対白星付けましょう。絶対勝つぞ!」
特別試合でも本番さながら。バッターが打席に立つと、有志で集まったブラスバンドが選手たちを後押しします。
相手チームも負けていません。サードがファインプレー!
「ナイスキャッチ!」
3年間止まっていた時計の針は動き出しました。
「悔しかった高校3年生の夏の思いが、今回このような機会を頂いて、みんなすごく笑顔でプレーしていましたし。僕自身もすごくその笑顔を見て、甲子園って改めて良い場所だなと思いました。これでまた1個の区切りがついたので、また別の夢に頑張っていきたいなと思います。」
「本当に楽しかったです。今までいろんなものを犠牲にしてきて、みんなで最後は笑顔で終われた。これからは、心の底から全力で母校を応援できると思います。」
「あの夏を取り戻せました。超えることもできたかなと思います。こういう経験をした“あの夏世代”だからこそ、苦しいことがあっても前に進める、そんな世代になったと思います。こんな機会を作っていただいたみなさん、本当にありがとうございました。」
グラウンドに立った選手全員が、夢のひとときを笑顔で楽しみました。
『こういう経験をした“あの夏世代”だからこそ、苦しいことがあっても前に進める』
こんな風に言えるのはいろんなことを乗り越えてきたからなんですね。
コロナ禍でできなかったこと、これから少しずつ叶えていきましょう!