学校日記

1月5日 電車が「一旦停止」!〜箱根駅伝〜

公開日
2022/01/05
更新日
2022/01/05

学校の様子

 毎年1月2日、3日に開催される箱根駅伝。その箱根駅伝を見ていて、
 “なるほど〜こんな人の協力もあって、この駅伝は成り立っているんだ”
と感じたことがありました。

 「箱根駅伝は、正月の恒例行事ともいえるスポーツイベントとして親しまれています。往路は、東京・大手町の読売新聞ビルがスタート地点、神奈川県・箱根の芦ノ湖がゴール地点。往路の最終区間となる5区は、急峻な箱根の山を登ることから毎回のように劇的なドラマが生まれます。その5区には、箱根登山鉄道と道路が交差する地点があり、そこには当然ながら踏切が設置されています。『小涌谷踏切』といいます。
 通常なら鉄道の通行が優先されますが、箱根駅伝が開催される時間帯だけは少し違います。電車が小涌谷踏切に接近してもすぐに通過せず、競技を邪魔しないように踏切の直前で一旦停車。そして安全確認の後、ゆっくりと通過します。理由は、もし踏切でランナーを足止めさせてしまえば、競技に影響を及ぼしてしまうから。多くの乗客や観客でにぎわう駅伝期間。そのため麓にある各駅で係員を増やすほか、小涌谷踏切にも配置されます。踏切脇の係員は各所と連絡を取り合って、踏切の開閉や電車の進行・停車を指示するのです。
 復路の場合はスタートしてすぐに踏切を通過するため、時間も読みやすい。でも往路は、先頭と最後尾でランナーが大きく離れるうえ、ランナーの“駆け引き”により踏切通過時刻はまちまちなので、係員は常に気を配ります。
 先頭のランナーが小涌谷踏切へと近づいてきたら電車を止めます。でも、最後尾が通過するまでずっと電車を待たせることはできません。電車もスムーズに運行させるべく、ランナーの間隙を縫い通過させるのです。もし係員が判断ミスをすれば、大会に大きな支障が出てしまいます。踏切脇に立つ係員の責任は重大で、熟練の判断が要求されるといえそうです。」

 この話を聞きながら、
★必死に走るランナー・見守る応援団の想い
とともに、
★箱根登山鉄道を利用しておられる乗客の気持ち
 その両方に心を寄せて、踏切脇の係員さんは電車の進行を調整しておられます。
 「『両者の気持ちを大切にする』ことが、箱根駅伝の成功につながる」
 そんな想いが伝わってきます。
 「どんな取組でも、陰で支える人がいる。」
 こうした人たちへの感謝の気持ちを忘れない私たちでいたいですね。